2025年7月27日日曜日
佐渡金銀山
朱鷺
佐渡島のトキの森公園に行き朱鷺を見てきた。かつては日本各地で見られたが、明治以降の乱獲などにより、2003年に佐渡に残っていた最後の日本産トキが死亡した。その前から中国に贈呈された個体の繁殖飼育が成功し自然下に放鳥され数が増えてきている。赤い鷺と書くが、体長はダイサギよりやや小さく(ダイサギは首が長いので体躯はおなじくらい?)赤い顔、薄赤い風切りや尾羽が特徴。空を飛ぶときはダイサギと違って首はまっすぐである。今の時期は全体に白いが繁殖期には背面が灰色になる。写真はトキの森公園のケージの中のトキだが、水田の周辺で見られるそうなので車の中から注意していたが、見えるのはダイサギとアオサギで残念であった。稲刈りがすんだ後のほうが見やすいとのことである。
2025年7月13日日曜日
フランス革命
フランス革命関係の本を読もうとしたのだが、基礎知識がなく進まないので、フランス革命についてまとめられた「歴史の森」のサイトのYouTube動画をみる。フランス革命を記録したパリに住むリタイアした裕福な老人のセレスタン・ギタール氏の日記をもとに、いかに革命がはじまり、進行し、変質しそしてナポレオンの独裁に至るかをまとめたものである。6回シリーズで4時間15分で各回の題名は革命前夜、激動の予感、激動の日常、革命の転換点、恐怖政治への道、恐怖政治の果てとなっている。
絶対王政の下での経済的な破綻を出発点にして支配されている第3身分(国王、僧侶と貴族以外)の政治的発言が強まる。要求を通すため民衆が立ち上がりこれを抑えようとする王政との衝突がおこる(バスチーユの監獄の襲撃)。引き続く衝突のあと国民議会が主導して立憲民主制が成立する。表向きは承認したルイ16世だが実際には肯定しておらず国外脱出を試みるも失敗する。これによって国王に対する信頼が地に落ち立憲民主制から国王を排しての共和制に移行しようとする意見が大きくなる。権力構造が変化するなか社会が劇的に変化していく、人権宣言と憲法の成立、それまでの精神的な柱である搾取する側であったカトリックの否定、革命に反対する外国からいどまれる戦争、信頼を失った国王の処刑と続く。国民議会では共和制を主張するジャコバン派が台頭し立憲君主派、穏健共和派(ジロンド派)の粛正がおこなわれる。さらにはジャコバン派内のロベスピエールの反対者に対しての粛正、密告制度による政権への批判勢力への粛正と恐怖政治の時代になる。パリでは毎日のように多数の人間がギロチンにかけられ、社会機能がマヒし物価のものすごい高騰、治安の悪化、いつだれが処刑されるかの恐怖の中、ロベスピエールが糾弾され処刑される。その後も混乱は収拾されず、これを解決する強権的なリーダーシップが待望される中、イタリアとの戦いで活躍した英雄ナポレオンが次の時代の主役になっていく。
フランス革命の中に現代のフランスの人たちが自分たちの主張するときに行動に訴えるという起源を感じるとともに、民主主義が作られる際にいかに血が流されたのかがわかる。また、歴史とはこんなにも意図しない展開をするものであることを感じた。
2025年7月11日金曜日
「デジらく」と「百問繚乱」
デジタル採点が高校に導入され、採点時間の短縮と採点ミスの減少の恩恵を感じでいる。具体的にはここ数年、定期試験の採点ソフトとして、デジらく、次に百問繚乱を使った。両者の違いをまとめる。デジらくは指定の用紙を使わなければならない、これは答案ごとに誰のものかをマークして認識させるためと、四隅の四角いマークによって解答欄位置を確定させるためであるが、この調整がやや面倒である。生徒のマークミスの訂正や印刷の際に原稿にはあったマークが消えてしまうなどである(印刷機とプリンターの余白の違い)。百問繚乱は普通の紙に作った解答用紙が使え、順番に並べた解答用紙をスキャンしこれを名標にエクセルの貼り付けの様に関連付けする。ここでミスのないよう注意が必要。解答用紙印刷やスキャンがあまりずれていなければ解答欄の位置認識は問題はない。部分点設定、自動採点等の違いはあるが用紙の扱いが一番の違いで、百問繚乱の方が最初のハードルが低い。
2025年7月6日日曜日
ケンコーSE-AZ5
個人の望遠鏡として長らくem1s赤道儀にfc76鏡筒の組み合わせを使ってきた。前の職場を離れる際に生徒に使わせていたem1sを残し、fc76のみ自宅に持って来た。鏡筒だけでは使えないので一番安い台を探して選んだのがケンコーSE-AZ5経緯儀である。ezgtiと同じ三脚が付いていて、これはやや華奢であるが観望にはまあ使える。問題のケンコーSE-AZ5だがフリーストップで微動がついていてこれもまあ使える。細かいことを言うと水平の微動に若干遊びがありハンドルの反応がいまいちである。テストとして上弦の月をみた、直線的なアルプス谷が印象的だった。簡便な経緯台なのでちょくちょく使えそうである。
2025年7月5日土曜日
「日本海 その深層で起こっていること」
「日本海 その深層で起こっていること」蒲生俊敬著(ブルーバックス)を読む。海洋化学者が日本海の科学的な姿をまとめたもの。同著者の「インド洋」がよかったので手に取った。最深部が3800mの他の海域との接続が少ない海、日本海盆・大和海盆・大和堆・隠岐堆・対馬海盆、海流の姿、底層水が太平洋などに比べ温度が低く溶存酸素量が多い(日本海固有水)、北西部からの冷たく重い海水の沈み込み、100-200年周期の熱塩循環、同じような規模の黒海との違い、氷期間氷期の繰り返しの中での日本海環境の変化(死の海と豊穣の海)、地球温暖化と日本海の変化(表層水温上昇、底層水の溶存酸素量減少とph上昇)、カナリアの警告を読み取らなければならない。



