ラベル 宇宙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 宇宙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年3月25日水曜日

木星の自転

  大赤斑の移動を使って木星の自転を視覚化した.その自転周期は約9.9時間で大きな遠心力のため赤道付近が膨らんだ楕円体をしている.なお大赤斑は木星に存在する高気圧性の巨大な渦で,地球よりやや大きい。南極から見て反時計回り(西向き)に、周期6日程度で回転している。






2026年2月22日日曜日

水星写真

 水星の東方最大離角が2月20日にあり、これにあわせて水星の拡大写真の撮影にはじめて挑戦した。FC-76に7mmの接眼を付けての固定撮影で、動画の撮影後にスタック処理をして画像を作った。もともと西の空低くにある天体の撮影なので難しいとは考えていたが、1日目はASAが低く露出も長めで大きな丸い画像しか得られなかったので、2日目は感度を最大にし露出も最も早くしてとったがそれが以下の写真である。大気分散のため上が赤、下が青に分かれ、本来は上が凸の半月状になっているはずだが楕円形の写真になってしまった。また白っぽい画像はRGBに分け手作業で1つにしたものである。今の条件ではこんなものかと思う、良い写真を撮るには昼間の高いときに導入するしかないだろう。


2025年11月23日日曜日

土星の環の消失 NO.2

  8月22日に土星の環の消失の話題をあげたが、再度投稿する。約15年ごとに消失がおこるが、細かく言うと複数回ある。そのひとつは地球から見て環を真横から見るときで2025年3月24日と11月25日である。もう一つは環の真横に太陽が位置するときで、環に全く光が当たらないので見えなくなり、これが5月7日になる。22日に観望し写真撮影をしたが、薄い環と土星表面の帯が見られた。また写真には写らなかったがタイタンが環と重なっているのを観望した。



2025年10月23日木曜日

レモン彗星

  10月23日(木)に久しぶりに晴れたので自宅ベランダでレモン彗星を探した。午後6時前後、西北西の空、アークトゥルスの上に4等級の尾を引く姿を写真撮影した。また8×30の双眼鏡でもやっとする姿を確認することができた。

 レモン彗星 (C/2025 A6)は、2025年1月3日にレモン山サーベイによって撮影された画像から発見された長周期彗星(周期は1350年)である。10月21日に地球に最接近をした後、11月8に近日点を通過する。10月23日から11月2日が見やすいとされている。




2025年10月11日土曜日

「生命の起源を問う」

 「生命の起源を問う」(ブルーバックス,関根 康人著)を読む.進歩する惑星科学を取り入れた生命の発生に関する知見やアイデアをまとめたアストロバイオロジーの入門書である.印象に残った点をメモする.生命とは地球の循環からエネルギーをもらう小さな歯車.初期地球大気は還元的であったか酸化的であったか(ユーリー・ミラーの実験).ジャイアントインパクトにより地球大気が還元的環境へ変化する.遺伝子解析による真正細菌,古細菌,真核生物の大分類.初期生命のルカは水素を食べて二酸化炭素で呼吸していた.木星と土星の衛星の氷の下の海(オーシャンワールズ)について(SオーシャンとPNオーシャン).かつて海があった火星の歴史.熱水噴出口での物資進化し生物になる,そこでの詳細について書かれあるものを初めて読む.宇宙を含めての視点で生物誕生を見せてくれる.






2025年9月8日月曜日

皆既月食

  9月8日(月)夜半から早朝にかけて皆既月食があり、3時ころから4時過ぎにかけて赤い月が西の空に浮かぶのをみた。皆既中、月のそばでは水瓶座が見え、上には土星、右上には秋の大三角、左にはクジラ座βのティフダが見えた。さらに最後にISSが現れるおまけがあった。24度の無風快晴で心地よい観望であった。



2025年8月22日金曜日

土星の環の消失

 地球と土星は太陽の周りをほぼ同一平面を公転しています。また土星の自転軸は公転面に対し約27度傾いています。さらに土星の公転周期が29.5年のため地球から見て30年周期で環の傾きが変化します。さらに15年ごとに土星の環を真横から見るために環の消失が起こります。今年がその年で、複数回あるのですがこの後11月25日に消失が起こることが予報されています。土星が見える季節になってきたので自宅で固定撮影をしました(FC76と4㎜接眼で動画撮影し、AutoStakkert!3.0とRegistax6とで画像処理)。さらにここ2009年から撮ったもので図表を作りました。


2025年8月4日月曜日

二重星

  昨年度までは部活動で定期的に天体観測会を行っていたが、現在は自宅ベランダにて経緯台で星を見るくらいにとどまっている。最近は二重星観望をしているが、それなりに面白いので簡単にまとめる。見かけ上近くに見えるものと実際に近くにあり万有引力により周回している連星とがある。また連星は双眼鏡や望遠鏡で分離されるものが実視連星、分離できないが視線方向のスペクトルの周期的変化からわかる分光連星、連星がお互いに隠しあう光度の変化からわかる食連星がある。全天の星の約半分は連星だとされる。最近見た二重星をまとめる。

大熊座ζ:三重星、ミザールとアルコルは双眼鏡、ミザールAとBは望遠鏡でみる。

猟犬座α:固有名コル・カロリ、望遠鏡でみる。白色の主星と、紫色の伴星。

おとめ座γ:固有名ポリマ、望遠鏡でみる。

牛飼い座ε:固有名プルケリマ、主星が明るく分離しづらい。

白鳥座β:固有名アルビレオ、望遠鏡でみる。主星はオレンジ色、伴星は青色に見える。見掛けの二重星。

さそり座β:固有名アクラブ、望遠鏡でみる。

さそり座μ:双眼鏡でみる、見掛けの二重星。


2025年7月6日日曜日

ケンコーSE-AZ5

  個人の望遠鏡として長らくem1s赤道儀にfc76鏡筒の組み合わせを使ってきた。前の職場を離れる際に生徒に使わせていたem1sを残し、fc76のみ自宅に持って来た。鏡筒だけでは使えないので一番安い台を探して選んだのがケンコーSE-AZ5経緯儀である。ezgtiと同じ三脚が付いていて、これはやや華奢であるが観望にはまあ使える。問題のケンコーSE-AZ5だがフリーストップで微動がついていてこれもまあ使える。細かいことを言うと水平の微動に若干遊びがありハンドルの反応がいまいちである。テストとして上弦の月をみた、直線的なアルプス谷が印象的だった。簡便な経緯台なのでちょくちょく使えそうである。


2025年4月14日月曜日

宇宙の距離測定の方法

宇宙研究の歴史は各天体の距離測定の歴史でもある。ここで主な宇宙の距離測定の方法をまとめる。

地球の大きさ:エラトステネスの方法,半径6400km
月の大きさ:月食の時の地球の影の1/4,直径3200km
月までの距離:月の視直径が0.5度である.38万km
太陽までの距離:半月の時の地球から見た月と太陽の離角(89.85度),1.5億km

*上記のほか,金星の太陽面通過を利用した三角測量から天文単位を求める
惑星までの距離:公転周期を利用した三角測量,ケプラーの第三法則

近傍の恒星:年周視差
やや遠くの恒星:主系列星の絶対等級と見掛けの等級の比較
球状星団と近傍の銀河:脈動変光星の変更周期と見かけの等級
やや遠くの銀河:超新星爆発の絶対光度と見かけの等級
遠くの銀河:赤方偏移量


2024年12月11日水曜日

太陽の自転

  職場に新しい赤道儀VIXEN AP-WLマウントが入ったので、テストで太陽面を撮った。3日連続で撮ったので太陽の自転運動がわかるので1枚にまとめた。

 太陽の自転周期は黒点を観察することによって求められる。その値は赤道付近では約25日、極地方では約30日である。緯度によって自転周期が異なるこの運動は「差動回転」と呼ばれる。この差動回転により赤道付近の磁力線が引き伸ばされ、太陽に巻き付く。その一部が表面に浮かび上がって黒点が形成されると考えられている。




2024年12月8日日曜日

Lunar phases

 太陽系天体の様々な動きを写真でまとめていたのですが、一番身近な月の満ち欠けをまとめていなかったのでここ数年撮った写真からそれを作った。

基礎データ

地球と月の距離 平均は38万4400キロメートルであるが、月の軌道の近点では36万3304キロメートル、遠点では40万5495キロメートルで、離心率は0.055である。

月が地球を公転する周期 恒星月は約27.3日である。朔望月は約29.5日である。



2024年10月21日月曜日

紫金山・アトラス彗星

 10月の13、14、20日と夕方の空に尾を引く紫金山・アトラス彗星C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)を見た。2024年9月27日に太陽から約 0.39 au離れた近日点を通過し、その前後の時期は地球上からも肉眼で観測可能になると予測され、実際に9月(明け方)から10月(夕方)にかけて肉眼でも観測できるほどの明るさとなった。約8万年ごとに観測される彗星であるとされ、オールトの雲から来た長周期彗星ということになる。




2024年3月31日日曜日

ポンス・ブルックス彗星

 3月29日の天体観測の際に電視観望でポンス・ブルックス彗星をみた、ここのところ明るくなったとの情報が挙げられており、5等級ほどでふわっと広がるコマと長くのびる尾を確認することができた。

  ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)は、周期70年の周期彗星でハレー型彗星に分類される。1812年7月21日にジャン=ルイ・ポンによって発見され、1884年1月、1954年5月と回帰し、次の近日点通過は2024年4月20日(21日)で、同年の6月2日から3日には地球に1.546 auまで接近すると予測されている。




プレートソルヴィング

 3月29日に久々に天体観測を行った際、準備してきたプレートソルヴィングを行った。プレートソルヴィングとはシーモスカメラでPCに取り込んだ画像から、あらかじめ記憶させておいた星の位置データと比較し、望遠鏡がどの方向かを認識させる操作である。またこれを発展させ目的の星を中心に持ってくることもでき、これをアライメントすることで架台を正確に操ることができる。実際の操作を以下にまとめる。

 もともと電視観望のためShapcapを使っていた。次にEZGTi経緯儀をSynScan_usbでPCにつなぎSynScanPro Windowsで制御でき、さらにプラネタリウムソフトのステラリウムを使って目的の方向に鏡筒をむけることができることを確認した。PCに望遠鏡の映像を取り込むソフトとして使っているShapCapに4.1からプレートソルヴィングの機能が追加された。ShapCapの設定で、ハードウェアにSynScan app driverを指定し適用する。次にプレートソルブにSharpSolveを指定し、望遠鏡の制御にマウントを同期し、天体を中央に再配置するを選び適用する。実施にはSynScanProでアライメントの天体を導入した後、ShapCapの望遠鏡制御のボタンからプレートソルブを実行する(このさい接続済みに✓をいれる必要がある)。目的の天体を導入した後、SynScanProでアライメントを確定する。このあとはステラリウムで目的の天体を次々に見て記録することができる。

 補足)ネットの記事ではAll Sky Plate Solverをプラグインとして利用してプレートソルヴィングを行うことが散見されるが、ShapCap4.1からはこの部分が不要になる。またプレートソルヴィングを調べている際にネットで撮った星野写真がどの方向の何なのかを確定する、純粋にプレートソルヴィングのみを行ってくれるサイトを見つけたAstrometry.netである。

 

 


2024年3月4日月曜日

ドブソニアン

 古い高橋製作所の16cm反射が眠っていたので、何とか利用できないかと考えていた。ただ問題は昔の頑丈なつくりなので14.5㎏もありよほど頑丈な台でないと載らないことである。結論は自作のドブソニアンである。

 初めは厚さ1cmの合板でつくったのだが、筒を支える部分が外側にしなってしまい、うまくいかない。そこで重くなるが厚さ2cmの合板で作り替えたところなんとか撓まない台を作ることができた。自転運動の同期が無理なので、月を中心に観望と写真撮影に使ってみる予定である。



2024年1月18日木曜日

PCによる望遠鏡制御

 SynScan_usbを購入したので、PCによる望遠鏡制御に挑戦する。

 SynScan_Proとの連携。SynScan_usbでAZGTiXとPCを接続する。SynScan_Pro側は「接続の設定」でシリアルを選び、シリアルポートを選ぶ(com3など)。スマホと違って経度・緯度を入力する。これで使えるようになりホームポジションからアライメントをする。もちろん微調整はSynScan_Proで行う。

 ステラリウムとの連携。「設定画面>プラグイン>望遠鏡のガイド」を選ぶ、起動時に実行にチェックを入れる。再起動するし「新しい望遠鏡の追加」「AZGTiX」等の名前を入れる。「外部ソフトまたはリモート」を選ぶ。メニュー画面に望遠鏡操作の項目がある。このときステラリウム画面上にAZGTiXの方向が図示されている。目的の天体を画面上で選び画面の中央に持っていく。画面の中央の赤経赤緯を自動で写しそこに望遠鏡を向けさせる。これで目的の星がは入っていることになる。

 導入ソフト:Stellarium,SynScan Pro,ASCOM Driver for SynScan App,ASCOM Platform

2023年12月27日水曜日

マクストフカセグレン式望遠鏡

  年末に部活用に10㎝口径のマクストフカセグレン式望遠鏡を購入しテスト撮影をした。鏡筒はSVBONYのMK105MMで、口径105㎜、焦点距離1365mmである。台はスカイウォッチャーのAZGTi経緯儀で、専用の拡大アダプターもあわせて購入した。またバランスが悪いので今後別の鏡筒をのせることも考えウエイトシャフトも購入する。

 12/25の夜に2時間弱撮影を行う。カメラはsony α6100のである。満月に近い月だがぎりぎり写野に収まる、ただし動画では一部切れてしまう。木星は中央にある時はきちっと写るが少し周辺に行くと歪んでしまう。また画角いっぱいにガリレオ衛星をとると中央部は収差がないが縁に向かうほど伸びた画像になってします。中央にある土星は問題なく写真が撮れた。やはりマクストフカセグレンなのだと思う、周辺部のコマ収差が問題で惑星面の写真には有効なようだ。


2023年10月15日日曜日

土星の環の変化

 秋は惑星観望のシーズンで土星の写真を撮った。またここ10数年の土星写真を並べ環の変化を比較できるシートを作ってみた。環の消失は2年後である。

 覚え:半径は地球の9倍、質量は95倍、自転周期は10時間強。太陽からの距離は9.5天文単位、公転周期は29.5年。英語名サターンはローマ神話の農耕神サートゥルヌスに由来する。







2023年10月7日土曜日

太陽面観察

 午前授業の午後の時間帯に部活動で太陽面観察を行った。

 黒点活動のピークは2025年と予想されるので、ここしばらく太陽面を見ると黒点が複数観察されることがほとんどである。写真は動画からスタッキング処理をしたものを明るさコントラストを調整したもので、周辺減光、白斑などもはっきり確認できる。