「ゲノム編集とは何か「DNAのメス」クリスパーの衝撃」小林雅一著(講談社現代新書)を読む。現代のゲノム編集についてまとめたもの。遺伝子操作の歴史から、最新のゲノム編集技術クリスパーについてまとめる。クリスパーとは細菌の遺伝子を利用したゲノムの特定の場所を切断し、特定のゲノムを付加する技術。DNAの変異の基本をまとめる。ひとつの塩基の変異(SNV)アルコール分解酵素の欠損、複数の変異(SNP)、転座、ヒトとチンパンジーの染色体数の違い、異数性。遺伝子と病気の関係を調べる。行動遺伝学、メンデル性疾患、ポジショナル・クローニング、GWASと発展。またDNAが変化せずに遺伝子の働きを制御、エピジェネティックもある。クリスパーの発見と特許取得のあらそい。この技術がいかに適応されようとしているか。ブタの臓器の人への移植、遺伝病への取り組み、不老不死の夢、医療系クラウドサービスについてなどが語らる。ここまで進んでたのかと感心するとともにこの先に一抹の不安を感じる。

0 件のコメント:
コメントを投稿