2024年7月21日日曜日

「微化石一般と放散虫」

  日本地質学会主催の「微化石一般と放散虫」松岡篤氏の講演を聞く。新生代と中生代の放散虫研究例を初学者向けに講義するものである。新生代は佐渡の第四紀層の放散虫、有孔虫などの微化石の抽出、資料化の方法を具体的にまとめた。中生代はジュラ・白亜紀境界(JKB)のGSSP策定の件について対象となるイタリアの地層の調査方法を話した(生物群集の変化に乏しいためゴールデンスパイクが設定されていない)。また日本の海溝斜面堆積物から採集されたジュラ紀の放散虫から作った放散虫トランプの話題提供がなされた。具体的な話で理解しやすかった。また、所々で語られる放散虫やその他の微化石に関する知識、具体的には示準化石としてはコノドントは三畳紀まで、ジュラ紀は放散虫のみ、白亜紀半ば古第三紀からは浮遊性有孔虫や珪藻(これも年代決定には小さなものが指標になる)が有効、などのものは役に立った。

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