「日本恐竜探検隊」真鍋真、小林快次編著(岩波ジュニア新書485)を読む。最近の恐竜学について、日本の恐竜研究についてまとめた恐竜についての入門書。分類学の基本(単系統群、側系統群、恐竜とは三畳紀後期のはじめに主竜類の系統から進化し、白亜紀後期の終りの大量絶滅によって多くは絶滅したが、鳥となった恐竜は現在まで生きのびている)、恐竜の基本的な知識、例えば分類、
鳥盤類
角竜類(トリケラトプス)
堅頭竜類
鳥脚類(イグアノドン)
鎧竜類(アンキロサウルス)
剣竜類(ステゴサウルス)
竜盤類
古竜脚類
竜脚類(ブラキオサウルス)
獣脚類(ティラノサウルス)→鳥類
恐竜研究の大変さ、日本の恐竜研究の現状がわかりやすくまとめられている。また、実際の研究者がまとめた本なので迫力がある。
2016年2月9日火曜日
2016年2月7日日曜日
「アフリカ大陸から地球がわかる」
「アフリカ大陸から地球がわかる」諏訪兼位著(岩波ジュニア新書431)を読む。長年にわたってアフリカを研究のフィールドにする地質学者のアフリカの地質やアフリカに関する話題提供を通じ、その面白さをまとめた本である。
内容は、初期のアフリカ調査についてやナイル川が探検された歴史から始まり、3つも大きなクラトンからなるアフリカの地質についての話題(始生界、原生界、ブッシュフェルト火成岩体、天然の原子炉、汎アフリカ変成帯、鉱産資源)、また項目を割いて大陸の分裂とダイヤモンド(かつての沈み込みによってつくられたものがゴンドワナ大陸の分裂に伴う火成活動で地上にもたらされる)、アフリカ大地溝帯(大地溝帯の詳細、カーボナタイト、人類の起源)、そして最後に砂漠化の問題である。
地球の古い大地のことは具体的には知らないことが多く大変参考になった。プレートテクトニクスなどを理解した上で読むべき本で高校生には語り口は平易だが、やや難しいのではないか、理系大学生向けな感じがする。
内容は、初期のアフリカ調査についてやナイル川が探検された歴史から始まり、3つも大きなクラトンからなるアフリカの地質についての話題(始生界、原生界、ブッシュフェルト火成岩体、天然の原子炉、汎アフリカ変成帯、鉱産資源)、また項目を割いて大陸の分裂とダイヤモンド(かつての沈み込みによってつくられたものがゴンドワナ大陸の分裂に伴う火成活動で地上にもたらされる)、アフリカ大地溝帯(大地溝帯の詳細、カーボナタイト、人類の起源)、そして最後に砂漠化の問題である。
地球の古い大地のことは具体的には知らないことが多く大変参考になった。プレートテクトニクスなどを理解した上で読むべき本で高校生には語り口は平易だが、やや難しいのではないか、理系大学生向けな感じがする。
2016年2月5日金曜日
「カラー版 天文学入門 星と銀河とわしたち」
「カラー版 天文学入門 星と銀河とわしたち」嶺重慎、有本淳一著(岩波ジュニア新書)を読む。膨大な天文学の分野をわかりやすく解説した中高生向けの入門書。簡単な地球史から始まり、太陽系、星の一生、銀河系、銀河の世界、宇宙の歴史とあり、歴史に重点を置いたまとめがされている。また、情報が新しく、図版がきれいで適切であり初心者に適当である。もちろんその分説明不足かなと思われる部分、ある一方の考えしか述べられていない部分もあるがいたしかたないところである。自身が一番参考になったのは、最新の銀河に関する知見であった。
2016年2月4日木曜日
「地球の内部で何が起こっているか?」
「地球の内部で何が起こっているか?」平朝彦、徐垣、末廣潔、木下肇著(光文社新書214)を読む。 プレートテクトニクスの研究者による概説と筆者たちが取り組んでいる「ちきゅう」プロジェクトのレポート。
前半のプレート関連は知識の整理に役立った。具体的には次の項目である。プレートテクトニクスの成立過程、日本列島の新知見、海洋調査とプレートテクトニクス、氷期と間氷期の研究成果などである。
後半は日本の深海掘削船「ちきゅう」のレポート。何を行うか、技術的な困難さ、研究者のコミュニケーション、プロジェクトの運営など詳述されている。はっきりいって後半はやや間延びがする観がある。後半は自分たちの最近の活動内容をまとめた部分であり、一般の読者に地球科学的な関心を持ってもらおうという部分ではない。この本全体の対象者は地球科学系の学部生以上である。
前半のプレート関連は知識の整理に役立った。具体的には次の項目である。プレートテクトニクスの成立過程、日本列島の新知見、海洋調査とプレートテクトニクス、氷期と間氷期の研究成果などである。
後半は日本の深海掘削船「ちきゅう」のレポート。何を行うか、技術的な困難さ、研究者のコミュニケーション、プロジェクトの運営など詳述されている。はっきりいって後半はやや間延びがする観がある。後半は自分たちの最近の活動内容をまとめた部分であり、一般の読者に地球科学的な関心を持ってもらおうという部分ではない。この本全体の対象者は地球科学系の学部生以上である。
2016年2月3日水曜日
「地磁気の逆転X年」
「地磁気の逆転X年」綱川秀夫著(岩波ジュニア新書397)を読む。 地磁気について書かれた優秀な教養書。私も地学の授業で地磁気に関して話しているが、そのベースになるような知識が広く優しく正確に書かれてある。
役にたったところを以下に列挙しておく。地球における双極子磁場と非双極子磁場、地磁気の逆転時にも後者はなくならない。地磁気の逆転は約300年で起こった(房総半島の研究)、オーロラの仕組み、オークランドエクスカーション、地球磁気の3条件、白亜紀スーパークロン、なぜ地球に磁場があって金星・火星・月にないか。
理系進学のとくに地球科学系に進む学生には読んでほしい本である。
役にたったところを以下に列挙しておく。地球における双極子磁場と非双極子磁場、地磁気の逆転時にも後者はなくならない。地磁気の逆転は約300年で起こった(房総半島の研究)、オーロラの仕組み、オークランドエクスカーション、地球磁気の3条件、白亜紀スーパークロン、なぜ地球に磁場があって金星・火星・月にないか。
理系進学のとくに地球科学系に進む学生には読んでほしい本である。
2016年1月11日月曜日
2016天文現象
今年の天文現象は火星が中心になりそうである。
2/16 アルデバラン食(昼間)
3/9 部分日食 食の始め10時~12時(入試事務にて観測不可),木星衝
*春の観測会・・・木星と火星
4/18 水星東方最大離角・・・前後に観望?
*新歓観測会・・・月、木星、火星、土星
5/8 アルデバラン食(薄明中)
5/22 火星衝
5/31 火星最接近(0.503AU)
6/3 土星衝
7/2 アルデバラン食(昼間)
夏の観測会・・・土星
8月上旬 夏合宿
9/15 中秋の名月・・・前後に観望会
9/22 アルデバラン食(昼間)
10/26 金星西方最大離角
*秋の観測会・・・秋~冬の星雲星団
11/16 アルデバラン食
2/16 アルデバラン食(昼間)
3/9 部分日食 食の始め10時~12時(入試事務にて観測不可),木星衝
*春の観測会・・・木星と火星
4/18 水星東方最大離角・・・前後に観望?
*新歓観測会・・・月、木星、火星、土星
5/8 アルデバラン食(薄明中)
5/22 火星衝
5/31 火星最接近(0.503AU)
6/3 土星衝
7/2 アルデバラン食(昼間)
夏の観測会・・・土星
8月上旬 夏合宿
9/15 中秋の名月・・・前後に観望会
9/22 アルデバラン食(昼間)
10/26 金星西方最大離角
*秋の観測会・・・秋~冬の星雲星団
11/16 アルデバラン食
2016年1月10日日曜日
原子番号113
理化学研究所の研究チームが、原子番号113番の新元素発見者と国際学会から認定された。原子番号92番のウランより重い元素は自然界には存在せず、人工合成することにより生み出されてきた。これまで、新元素の命名権獲得は欧米勢に限られており、113番元素をめぐっても、理研と米露の共同研究チームが獲得を争っていた。理研の実験は2003年9月から始まった。加速器で亜鉛(原子番号30番)の原子核を重金属ビスマス(原子番号83番)の原子核に衝突させて融合する実験を繰り返し、04年9月から12年8月までに計3個の113番元素の合成に成功した。実験精度の優れていた理研の研究に発見者の名誉が与えられた。
原子はその原子番号が大きくなると不安定になる。安定に存在できる最大の元素は、陽子82個と中性子126個から成る鉛208です。これより大きな原子核はどれも粒子を放出したり、真っ二つに分裂したりして徐々に「崩壊」する。天然にある一定の量存在するもので一番原子番号が大きいものは原子番号92のウランで、その半減期は45億年です。それ以降の原子の半減期は、96番キュリウム247は1560万年、98番カリフォルニウム251は898年、103番ローレンシウム260は3分、そこから先はもはや秒単位の寿命しか持ちません。理研の実験では113番元素はわずか1万分の3秒でα線という粒子を出して崩壊し、この世から消滅しました。
原子はその原子番号が大きくなると不安定になる。安定に存在できる最大の元素は、陽子82個と中性子126個から成る鉛208です。これより大きな原子核はどれも粒子を放出したり、真っ二つに分裂したりして徐々に「崩壊」する。天然にある一定の量存在するもので一番原子番号が大きいものは原子番号92のウランで、その半減期は45億年です。それ以降の原子の半減期は、96番キュリウム247は1560万年、98番カリフォルニウム251は898年、103番ローレンシウム260は3分、そこから先はもはや秒単位の寿命しか持ちません。理研の実験では113番元素はわずか1万分の3秒でα線という粒子を出して崩壊し、この世から消滅しました。
登録:
投稿 (Atom)