「地図から消される街 3.11後の「言ってはいけない真実」」青木美希著(講談社現代新書)を読む.2018年(事故から7年後)の被災者の状況を追ったレポート.内容は,声を上げられない東電現地採用者(事故前は現地では最優良企業),なぜ捨てるのか除染の欺瞞(いんちき除染の実情),帰還政策は国防のため(原発は経済合理性ではなく原爆開発のために必要),官僚たちの告白(良心にに反して国家システムの末端として働かざる得ない),「原発いじめ」の真相(避難者の子供がどんな悲惨な状況にあるか),捨てられた避難者たち(不十分でも避難者の生活を支えていた施策がなくなっていく)からなる.断片的に知っていたことが記者によりきちっとまとめられている.国家の意志のため様々な弱いものが切り捨てられなくなっていく様子が語られている.マスコミでもあまり語られなくなっているが現在どうなっているのか心配である.

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