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2026年5月10日日曜日

東京都復興記念館

  江東区から墨田区を散策し東京都復興記念館を訪れる.旧陸軍の被服廠が移転し空き地ができたところに大正関東地震が起こり,ここに集まった人々が火災旋風によって多数亡くなった場所である.またその後、太平洋戦争になりその末期45年3月10日に東京の下町を中心に大規模な空襲があり多くの方がなくなった.この2つの出来事を合わせて展示がされている施設である.いくつも目を引く展示があったが関東大震災のさいの竹久夢二の震災現場をあるいての絵入りの新聞レポートがあった.また、3月10日の大空襲ではその状況をほぼ唯一記録した警察であり写真家でもある石川光陽の写真が非常に印象的であった.写真は併設された(こちらが主の施設だと思うが)東京都慰霊堂である.



2015年10月11日日曜日

沖縄修学旅行②

 修学旅行中を中心に、戦争についての本を2冊ほど読んだので記録をしておく。
「綾瀬はるか「戦争」を聞く」、TBSテレビ「NEWS23」取材班編、岩波ジュニア新書。
 女優の綾瀬はるか(普通のお嬢さんか?)が戦争体験者に話を聞いてまわる設定。広島、長崎、沖縄、ハワイ、東北(戦争と津波の被害)をあつかう。個々の掘り下げは甘いが、今日の若者が70年前の戦争を知る入門書としては優れた本である。
「対馬丸」、大城立裕著、講談社文庫。
 対馬丸記念館で事実を通しで確認したいと購入。対馬丸事件をあつかったノンフィクション。疎開を命じた文部省通達、それを受けての学校の苦悩と対応、乗船と出港、撃沈、漂流、生還者のその後と事実を淡々とまとめている。とくに、生還者の漂流時の証言は生々しく、いかに過酷な状況を生き延びたのかが伝わってくる。沖縄から逃がそうとしたのは正しい判断だったともいえなくもないが、なぜこんな犠牲が生じたのかを考えるとむなしいおもいがする。

2015年10月10日土曜日

沖縄修学旅行

 沖縄修学旅行に2泊3日で行ってきた。今回行った場所で印象的な場所について記録する。
萬華の塔とアンティラ壕・・・萬華の塔は南部の激戦地にたつ、地元の方が誰かれなく遺骨を収集し慰霊のために作った納骨堂と碑である。その後周囲には軍隊関係者が関係者のみを慰霊したり軍隊を賛美する慰霊碑が建てたが、日本軍の判断の誤りによって悲惨な状況に陥れられた沖縄の人々はどう思うのであろうか。
 すぐ背後にはアンティラ壕がある。全長約250Mの長さで、もともとは住民避難壕であったが、5月末軍隊により追い出され砲兵部隊の陣地となった。その後米軍に包囲され6/20に同部隊は全滅した。その後住民と敗残兵がガマに入り軍民雑居の状態になった。そんななか、兵隊や避難民も「赤ちゃんの泣き声で壕が米軍に発見されたら、壕全体の人が犠牲ななるから、家族みんなで壕を出るか、赤ちゃんを殺すかどっちかにしてくれ」と云われたり、母親が子供を殺す事を躊躇している間に、日本兵が子供絞め殺す幼児虐殺もあった。7月末にはアンディラガマは米軍による火焔放射のために、入口付近でたくさんの犠牲者が出ていて、壕入り口天井の石灰岩には今もその痕跡が残る。
対馬丸記念館・・・県庁前から北西へ歩いて20分の所にあり、対馬丸事件に関する資料収集と公開をしている施設ですぐそばには慰霊碑「小桜の塔」がたつ。サイパンが陥落し次のアメリカ軍の標的が沖縄になる可能が高まる中、戦闘の足手まといになる子供を中心に強制的に九州や台湾に疎開させる命令が下された。最初の疎開船が対馬丸ほか2隻で、2隻の護衛艦を伴い、1944年8月21日に長崎に向け出港。翌日の夜潜水艦の魚雷攻撃を受け対馬丸のみ沈没、1788名の乗船者のうち1484名の犠牲者を出す惨事を招いた。問題とされるのは対馬丸が直前の航海で軍人を輸送していたこと(潜水艦は直前の軍事物質を輸送を把握)、および他の4隻は自分達の安全を考え遭難救助を行わないでその場を立ち去ったこと。生存者は数日から10日間、海を漂流し漁船に助けられたり島に流れ着いたりしている。またその後、軍から遭難のことは一切しゃべるなとのかん口令が出されている。

2014年8月30日土曜日

夕凪の街 桜の国

 修学旅行の事前学習で、「夕凪の街 桜の国」を観る。前半が被爆10年後に原爆症で亡くなる女性の話し、後半がその姪(母親が被爆しすでに原爆症で亡くなる)が弟が被爆2世だと結婚差別をうけるなか自分の叔母や両親の生立ちをたどる話し。非常に抑え目な表現で戦後の被爆者の状況や被爆者に対する差別を訴えている作品。動画で見たときは感情に訴える部分が気になり(やたら泣かせようとする演出の死亡する女性の最後の状況)、また展開で理解できない部分がありすっきりしなかった(なぜ姪の友人が一緒に広島に行くのか、ラブホテルが出てくるのかなど)。あとで漫画を読み直してみるともっと緻密に構成された良い作品である。評価は漫画のほうが全くすぐれている。いままでヒロシマ関連で平和教育に使った文芸作品は「はだしのゲン」や「黒い雨」だがそれらに匹敵する作品である。