-鉄の酸化物についてある方から質問があったのでまとめてみた-
鉄の酸化物には2価と3価があります。化学式では酸化鉄(Ⅱ)FeOと酸化鉄(Ⅲ)Fe2O3がそれに当たります。これは私たちの周りでは赤さび、黒さびとして観察されることが多い。
空気中でつくられる赤さびは酸化鉄(Ⅲ)Fe2O3が中心で下地の保護作用はなく、腐食はいつまでも進行します。一方黒さびは四酸化三鉄Fe3O4(酸化鉄(Ⅱ、Ⅲ))で高温、酸素不十分の条件で鉄表面に人工的に形成したものは緻密な皮膜となるため、防食法の一つとして使われます。
鉱物としての酸化鉄には2価、3価、2価と3価の混合したものが知られています。2価のものもありますが珍しい鉱物です。3価のものは赤鉄鉱(ヘマタイト)が有名で、ありふれた鉱物で鉄鉱石として採掘されます。2価と3価の混合したものとして磁鉄鉱(マグネタイト)があります。火成岩中には普通に含まれる造岩鉱物であり、結晶は正八面体をして強い磁性を持ってます。鉄鉱物としては褐鉄鉱(リモナイト)も知られていますがこれは天然のさびで、水を吸着した酸化物です。
また、鉄がイオンとなり水に溶けたものを見ることがあるかもしれませんが、鉄(Ⅱ)イオンは淡緑色、鉄(Ⅲ)イオンは黄褐色です。ただし他のイオンがあると色も結構変化します。
2013年3月12日火曜日
2013年3月10日日曜日
「日本の津波災害」
伊藤和明著「日本の津波災害」岩波ジュニア新書を読む。
日本の津波災害を地域別にまとめ検証し、その概要をまとめる。三陸沿岸、南関東、南海トラフ、日本海沿岸、沖縄八重山列島、山体崩壊による津波、遠地津波の個別の状況を解説。続いて、3.11はどんな地震&津波であったか、大きな揺れのない津波地震の存在、引きから始まる津波と押しから始まる津波、第一波より大きい第二波、地形と津波の関係、南海トラフの三連動地震の可能性などに触れている。
津波の普及書として良くまとまっている本で、私自身も自分の知識の整理に役に立った。
日本の津波災害を地域別にまとめ検証し、その概要をまとめる。三陸沿岸、南関東、南海トラフ、日本海沿岸、沖縄八重山列島、山体崩壊による津波、遠地津波の個別の状況を解説。続いて、3.11はどんな地震&津波であったか、大きな揺れのない津波地震の存在、引きから始まる津波と押しから始まる津波、第一波より大きい第二波、地形と津波の関係、南海トラフの三連動地震の可能性などに触れている。
津波の普及書として良くまとまっている本で、私自身も自分の知識の整理に役に立った。
2013年3月6日水曜日
高校入試
3月4日に埼玉県の高校入試が行われた。理科の問題についてだが、大きく5問あり、基本問題、地学、生物、化学、物理と区分けされていて例年通りであった。また内容的には地学分野で昨年の金環食と金星の太陽面通過をあつかったのはタイムリーな問題であった。また実験結果から考えさせる問題は化学にあったあが全体としてやや少なく知識を問う問題の割合が多かった。物理は静力学の問題が出されていて、電気がなかった。例年よりやや優しいような印象で平均点は高いのではないか。
PM2.5
中国の大気汚染問題で最近よく使かわれる。
PMとは粒子状物質 Particulate Matter のことで具体的にはμmの大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。主に燃焼による煤塵、飛散土壌、海塩粒子、工場や建設現場で生じる粉塵等などからなる。PM10、PM2.5などと表現される。
このサイズの粒子は厳密な粒径による区分ができないため、例えばPM10は、粒子径10μmで50%の捕集効率(ろ過効率)を持つフィルターを通して採集された、粒子径の異なる微粒子のまとまりのことである。
数十μmの大きな粒子は人の健康に関係しないのでPM10、PM2.5などが大気汚染の指標として用いられる。
PMとは粒子状物質 Particulate Matter のことで具体的にはμmの大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。主に燃焼による煤塵、飛散土壌、海塩粒子、工場や建設現場で生じる粉塵等などからなる。PM10、PM2.5などと表現される。
このサイズの粒子は厳密な粒径による区分ができないため、例えばPM10は、粒子径10μmで50%の捕集効率(ろ過効率)を持つフィルターを通して採集された、粒子径の異なる微粒子のまとまりのことである。
数十μmの大きな粒子は人の健康に関係しないのでPM10、PM2.5などが大気汚染の指標として用いられる。
2013年2月17日日曜日
隕石2題
ロシア・ウラル地方で15日朝(モスクワ時間)、小天体とみられる物体が落下し、カザフスタンとの国境に近いチェリャビンスクを中心に400人以上の負傷が伝えられている。ロシア非常事態省広報のElena Smirnykh氏は「1つの天体が地球に接近し、バラバラに壊れたと思われる」とコメントしている。また、次の小惑星とはまったく関係ないと考えられている。
小惑星2012 DA14が2月16日4時24分ごろ(日本時間)、地表から27700km(地球の直径およそ2個分)の距離まで最接近する。これは、静止衛星の軌道までの距離(地表から約36000km)よりも近いところだ。秒速7.8kmというスピードで地球のそばを南から北方向へかすめていくが、衝突の心配はない。この小惑星は、368日周期の地球に近い軌道を持つ。1年ごとに訪れる接近の中でも今回はとりわけその距離が近く、接近通過後は地球の重力の影響で公転周期が317日に縮まるとみられる。推定サイズは幅45mで、この規模の天体が今回ほど接近するのは40年に1度程度と推測される。1908年には、このサイズの小天体(どうも彗星の可能性が高い)が大気圏に突入し爆発したと考えられる「ツングースカ大爆発」が起こっている。
小惑星2012 DA14が2月16日4時24分ごろ(日本時間)、地表から27700km(地球の直径およそ2個分)の距離まで最接近する。これは、静止衛星の軌道までの距離(地表から約36000km)よりも近いところだ。秒速7.8kmというスピードで地球のそばを南から北方向へかすめていくが、衝突の心配はない。この小惑星は、368日周期の地球に近い軌道を持つ。1年ごとに訪れる接近の中でも今回はとりわけその距離が近く、接近通過後は地球の重力の影響で公転周期が317日に縮まるとみられる。推定サイズは幅45mで、この規模の天体が今回ほど接近するのは40年に1度程度と推測される。1908年には、このサイズの小天体(どうも彗星の可能性が高い)が大気圏に突入し爆発したと考えられる「ツングースカ大爆発」が起こっている。
「理科はおもしろい」藤嶋昭
ノーベル化学賞の候補にも挙げられる「藤嶋昭」氏の高校生向けの講演聞いた。本校の生徒向けの講演であった。
空の色の仕組み、雷、素数ゼミ、アインシュタインの話をした後。自身の酸化チタンの話しをする。殺菌作用、くもらないガラス、引用論文数の話。さらに話は発展して、競い合う人が相乗効果で成果をつくっていく話し。最後に理科大や光触媒国際研究センターの宣伝などで締めくくった。
理系の教員としては話が薄く広くなりやや論点がボケた話であったが、生徒のレベルにあったようで、おおむね感想文は好意的であった。
空の色の仕組み、雷、素数ゼミ、アインシュタインの話をした後。自身の酸化チタンの話しをする。殺菌作用、くもらないガラス、引用論文数の話。さらに話は発展して、競い合う人が相乗効果で成果をつくっていく話し。最後に理科大や光触媒国際研究センターの宣伝などで締めくくった。
理系の教員としては話が薄く広くなりやや論点がボケた話であったが、生徒のレベルにあったようで、おおむね感想文は好意的であった。
2013年2月12日火曜日
国際宇宙ステーション
2月8日に国際宇宙ステーションを観望、写真撮影する。15分前から屋上に待機しテスト撮影をする。機材はNEX-5N+18-55mmで三脚による固定撮影である。18時20分過ぎに頃南西の空に現れ、ゆっくりと東に移動する。最大高度は45度くらい、木星より明るかった。オリオン座、二子座と通過していき、さらに東に向かったところで地球の影に入り見えなくなった。消失は瞬間ではなくじんわりと消えた感じであった。大気による太陽光の散乱のため境界がはっきりと分けられないためであろう。
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