2015年7月19日日曜日

ドクトル・ジバゴ

 オマーシャリフが亡くなったとの知らせを受け、彼が主役を演じたドクトル・ジバゴをDVDで見直す。
 原作はノーベル文学賞候補になったがソビエトの圧力で辞退したボリス・パステルナーク、監督はデビット・リーンである。
広いロシアの大地を舞台に繰り広げられる、ロシア革命とそれにともなう社会の混乱に翻弄される、ジバゴとラーラの物語にあらためて見入ってしまった。
 革命の混乱を嫌いヨーロッパそしてアメリカに亡命せざる得なかった著名人は非常に多く、最近よく聞くラフマニノフもその一人である。


2015年7月5日日曜日

温泉

 日本の温泉の定義は、私たちが一般にイメージするものとずれがある。1948(昭和23)年の温泉法によると、「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)」とされ、以下の項目のいずれかに該当すると温泉となる。
1.泉源が25度以上。
2.特定の成分がある一定以上含まれるもの(例:ガスを除く溶存物質、硫黄成分など)
とういことは、25度以上であればどんな水でも、特定成分が入って入れは何度でも温泉ということになる。
 25度以上の湧出温度の温泉の種類には火山性温泉と非火山性温泉がある。
火山性温泉は火山もマグマを熱源とするもので、非火山性のものは堆積盆地の地下深くからくみ上げられたものやかつて堆積した亜炭の変化を熱源とするものなどがある。
 以前は25度未満のものを鉱泉と称していたが、最近はこれも温泉と称することが多いようである。温度が低い場合(また温度が高くても湧出量が少ない場合水を加えて)、これを加熱して入浴に利用するのだが、問題は加温にお金がかかることで、通常循環し塩素などで殺菌するのだがこれといわゆる掛け流しの1度しか使わないものとの違いは大きいと言わざる得ない。もちろん風呂へのお湯のそそぎ口からコップで飲めるのはかけ流しの場合に限られるのはわかると思う。
 これらの国際的な基準(アメリカ21.1度、ドイツ20度以上)を外したことには、温泉という言葉を使ってレジャーを喚起したい意図が感じられる。

2015年6月29日月曜日

のだめカンタービレと西洋クラッシック

 のだめカンタービレを観て西洋クラッシック音楽についてほんのちょっと調べてみた。作品に出てきた作曲家がどんな時期に活躍したのかをまとめてみると、西洋音楽史が勉強できるような、様々の時代の音楽が登場している。
*バロック音楽1600-1750
ビバルディ・・・春、BGMで使われる
バッハ・・・イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971、のだめがサロンコンサートで演奏
*古典派1750-1820
モーツアルト・・・2台のピアノのためのソナタ、千秋とのだめの初演奏
ベートーベン・・・ピアノソナタ「悲愴」第2楽章、のだめとの出会い。ヴァイオリンソナタ「春」、峰との共演
*ロマン派1820-1900
シューベルト・・・ピアノソナタ第16番 イ短調、のだめがコンクールで演奏
メンデルスゾーン・・・「無言歌集」より「甘い思い出」、のだめがコンクールで演奏
ショパン・・・ピアノ協奏曲第1番、のだめがシュトレーゼマンと共演
シューマン・・・ピアノソナタ第2番 ト短調、のだめがコンクールで演奏
リスト・・・超絶技巧練習曲、ルイに影響されのだめが演奏
ブラームス・・・交響曲第1番、R☆Sオーケストラで演奏
チャイコフスキー・・・ヴァイオリン協奏曲、千秋がコンクールで指揮
ドボルザーク・・・交響曲第5番、ニナ・ルッツ音楽祭で千秋がシュトレーゼマンの代わりに指揮
エルガー・・・ヴァイオリンソナタop.82、三善家に泊まった時2人で演奏
*現代1900-
ドビュッシー・・・『喜びの島』、のだめがコンクールで演奏
ラフマニノフ・・・ピアノ協奏曲第2番、千秋がシュトレーゼマンと共演
ラヴェル・・・『鏡 道化師の朝の歌 』、のだめがアパートでの初演奏
バルトーク・・・・アレグロ・バルバロ、ニナ・ルッツ音楽祭でののだめの課題曲
ストラヴィンスキー・・・「ペトルーシュカ」からの3楽章、のだめがコンクールで演奏したが失敗に終わる。

のだめカンタービレ

 のだめカンタービレをアニメで見る。
 ピアノの才能があるのに自分で楽しむためだけのうちに向かっていた主人公のだめが、音楽の才能を持ち努力を惜しまない秀才の千秋への好意から芸術の世界に真正面に向かい合い成長していく物語。
 恋愛やギャグの要素はあるが、2人の人間関係とそれぞれの成長に力点があり、内向する自分の別人格を設定したり、その自分との別れがあったりと文学作品に通じる構成をもつ作品である。

2015年6月1日月曜日

城ケ島を訪ねる

 来年度の理数科の企画の関係で、東農大の地質巡検に同行させてもらった。教職課程の実習巡検であったが、案内者がここをフィールドとした研究者ということもあって充実した企画であった。
 巡検中の学生への説明は以下のものであった。(地質について)地層、凝灰岩、凝灰角礫岩。走行傾斜、向斜構造、断層(正断層、逆断層)。生痕化石、火山豆石。火炎構造、ロードキャスト、コンボリュート葉理、スランプ構造、斜交葉理。(地形について)海食台、海食洞。また上記以外に今回確認したこととしては、ヤッコカンザシによる関東地震などのさいの陸地の上昇、三崎層と初声層の岩相の違いなどである。
 また、60人弱の学生を相手にした地質見学のノウハウについても教示をもらい成果が多かった。具体的には移動しながらの説明型巡検では25人程度が限界。はじめにフィールドなんだよという危機意識を持たせないと、あとでトラブルがある。オリエンテーリング型の巡検も一考の余地あり。持ち物としてクリノメーターと地図は必要、またハンマーは観光地のため使わない等々である。
 夏休みに再度下見をして内容を具体化していきたい。

2015年5月24日日曜日

ガラスをつくる

 地球科学部の活動でガラスをつくっている。
 はじめに最も一般的な鉛ガラスをつくった。酸化ケイ素、ホウ酸、酸化鉛をるつぼに入れ、マッフルで覆い、ガスバーナーで加熱する。10分ほどで融解する。これを温めた鉄の板の上に落とし冷ます。冷却の速さの問題かひびが入り割れてしまった。
 次に、安全なソーダガラスをつくった。酸化ケイ素、炭酸カルシウム、ホウ酸、炭酸ナトリウムをるつぼに入れ、同様に加熱すると20分ほどで融解する。ホットプレートでさらに温めた鉄の板の上に落としたところ、ひびは入ったが割れずに固結した。
 細かいノウハウの必要な実験である。今後小中学生向けの科学行事につなげていきたい。

2015年5月8日金曜日

秤動

 月は常に同じ面を地球に向けている。しかし秤動という運動のため59%が観察される。秤動とは衛星に見られる振動運動のことで、光学秤動と物理秤動とがある。
 光学秤動とは見かけの振動で緯度秤動、経度秤動、日周秤動がある。緯度秤動は月の自転軸が公転面の法線に対して6.5度傾くため地球の春夏秋冬があるように1カ月を周期として上下に見える部分が変化する。経度秤動は月の軌道が楕円のため地球から見た動きに遅速があるため、1カ月を周期として近地点では右側(東側)、遠地点では左側(西側)がみえる。日周秤動は地球の自転のため観測者が動くため月の出では右側(東側)が、月の入りでは左側(西側)が見える。その程度は1度である。
 物理秤動は月が地球方向に長いラグビーボール形なためにおこるがこれは見かけ上は非常に小さい。