2019年1月3日木曜日

冬の石川県を訪ねる

 年末に北陸新幹線で冬の石川県を訪ねた。北陸新幹線が金沢まで開通した当初の混雑がなくなったとのと、まったく行ったことのないので旅行先として選択した。訪ねたところを中心に少しまとめてみる。今回は雪の北陸ということで専門の地質は無しである。
 金沢では永平寺、山代温泉、兼六園、金沢城、ひがし茶屋街などを訪ねた。永平寺は福井県の禅宗の寺、鎌倉の建長寺より小さい。山代温泉は内陸にある単純泉で、静かな温泉街である。宿では一向一揆太鼓を鑑賞した。兼六園は金沢城の背後にある台地上の庭園でちょうど雪が積もっていて雰囲気が良かった、城の水の確保の意味もある。金沢城は建物が失われていたが、現在1つ1つ復元されつつある。ひがし茶屋街は茶屋文化の遺構で芸者と旦那衆がはぐくんだ文化が興味深かった。時代としては一向一揆の戦国時代(一向一揆太鼓)、加賀百万石の文化(金箔、和菓子)、北前船の影響(茶屋の文化)、明治以降(陸軍の駐屯、経済的な沈滞)、北陸新幹線の影響がある。
 能登では和倉温泉、輪島、のと鉄道を訪ねた。和倉温泉は食塩泉である。有名な加賀屋に泊まった、文句のつけようのない設備、対応、食事であった。館内の美術品巡りに参加した。温泉は秋が観光の中心のよう、冬はカニやブリなど食べ物はおいしい。輪島では朝市を訪れた。地元の海産物の販売が多い。輪島塗の工房を見学したその手のかかる様子を十分教えられた。有名な棚田を見学、海に落ち込む傾斜に作られた棚田である。最後にのと鉄道にのる。穴水駅から和倉温泉駅まで乗車したが、第3セクターで途中停車し風景の解説をするなど様々な営業努力をしている。なおこの路線はJR時代輪島まで伸びていた。能登は石川県の中でも人口減少に悩む地域、金沢新幹線の恩恵は必ずしも現れていない、一向一揆の戦国時代の文化がある。
 冬の北陸は北西の季節風が強く気温が低い、また日射量が少なく半分融けかかった雪が降るのが特徴で、関東地方とは違っている。荒れた日本海と風の冷たさが印象に残る。

2019年の天文現象

2019年の天文現象で部活動に利用できそうなものをまとめる。
1月4日頃:しぶんぎ座流星群極大
1月6日:部分日食
1月頃:はやぶさ2が小惑星竜宮に着陸
2月19日:スーパームーン
2月末頃:水星の観察好期
6月11日:木星衝
6月末頃:水星の観察好期
7月10日:土星衝
8月13日頃:ペルセウス座流星群極大
9月13日:中秋の名月
12月14日頃:ふたご座流星群極大
12月26日:部分日食