2015年6月29日月曜日

のだめカンタービレと西洋クラッシック

 のだめカンタービレを観て西洋クラッシック音楽についてほんのちょっと調べてみた。作品に出てきた作曲家がどんな時期に活躍したのかをまとめてみると、西洋音楽史が勉強できるような、様々の時代の音楽が登場している。
*バロック音楽1600-1750
ビバルディ・・・春、BGMで使われる
バッハ・・・イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971、のだめがサロンコンサートで演奏
*古典派1750-1820
モーツアルト・・・2台のピアノのためのソナタ、千秋とのだめの初演奏
ベートーベン・・・ピアノソナタ「悲愴」第2楽章、のだめとの出会い。ヴァイオリンソナタ「春」、峰との共演
*ロマン派1820-1900
シューベルト・・・ピアノソナタ第16番 イ短調、のだめがコンクールで演奏
メンデルスゾーン・・・「無言歌集」より「甘い思い出」、のだめがコンクールで演奏
ショパン・・・ピアノ協奏曲第1番、のだめがシュトレーゼマンと共演
シューマン・・・ピアノソナタ第2番 ト短調、のだめがコンクールで演奏
リスト・・・超絶技巧練習曲、ルイに影響されのだめが演奏
ブラームス・・・交響曲第1番、R☆Sオーケストラで演奏
チャイコフスキー・・・ヴァイオリン協奏曲、千秋がコンクールで指揮
ドボルザーク・・・交響曲第5番、ニナ・ルッツ音楽祭で千秋がシュトレーゼマンの代わりに指揮
エルガー・・・ヴァイオリンソナタop.82、三善家に泊まった時2人で演奏
*現代1900-
ドビュッシー・・・『喜びの島』、のだめがコンクールで演奏
ラフマニノフ・・・ピアノ協奏曲第2番、千秋がシュトレーゼマンと共演
ラヴェル・・・『鏡 道化師の朝の歌 』、のだめがアパートでの初演奏
バルトーク・・・・アレグロ・バルバロ、ニナ・ルッツ音楽祭でののだめの課題曲
ストラヴィンスキー・・・「ペトルーシュカ」からの3楽章、のだめがコンクールで演奏したが失敗に終わる。

のだめカンタービレ

 のだめカンタービレをアニメで見る。
 ピアノの才能があるのに自分で楽しむためだけのうちに向かっていた主人公のだめが、音楽の才能を持ち努力を惜しまない秀才の千秋への好意から芸術の世界に真正面に向かい合い成長していく物語。
 恋愛やギャグの要素はあるが、2人の人間関係とそれぞれの成長に力点があり、内向する自分の別人格を設定したり、その自分との別れがあったりと文学作品に通じる構成をもつ作品である。

2015年6月1日月曜日

城ケ島を訪ねる

 来年度の理数科の企画の関係で、東農大の地質巡検に同行させてもらった。教職課程の実習巡検であったが、案内者がここをフィールドとした研究者ということもあって充実した企画であった。
 巡検中の学生への説明は以下のものであった。(地質について)地層、凝灰岩、凝灰角礫岩。走行傾斜、向斜構造、断層(正断層、逆断層)。生痕化石、火山豆石。火炎構造、ロードキャスト、コンボリュート葉理、スランプ構造、斜交葉理。(地形について)海食台、海食洞。また上記以外に今回確認したこととしては、ヤッコカンザシによる関東地震などのさいの陸地の上昇、三崎層と初声層の岩相の違いなどである。
 また、60人弱の学生を相手にした地質見学のノウハウについても教示をもらい成果が多かった。具体的には移動しながらの説明型巡検では25人程度が限界。はじめにフィールドなんだよという危機意識を持たせないと、あとでトラブルがある。オリエンテーリング型の巡検も一考の余地あり。持ち物としてクリノメーターと地図は必要、またハンマーは観光地のため使わない等々である。
 夏休みに再度下見をして内容を具体化していきたい。