2014年11月25日火曜日

震度6弱

 22日夜、長野県北部で深さ約10kmを震源とするM6.8の地震が発生した。浅かったため震央の白馬村を中心に震度6弱の揺れとなり、40名ほどの負傷者と30棟の家屋の倒壊が起こった。地面の撓曲や地震断層が発見され、またGPS観測により、今回の地震で白馬村の観測点が南東方向に約29センチ動き、約12センチ沈んだとの公表があり、東側が上がった逆断層であった。
 この地域は糸魚川-静岡構造線断層帯にあたり、その一部の神城断層が動いた可能性が指摘されている。
PS:糸魚川静岡構造線とは、親不知から諏訪湖を通って、安倍川付近に至る大断層線で、フォッサマグナの西縁を画する逆断層である。「北部」(神城断層、松本盆地東縁断層)、「中部」(牛伏寺断層、諏訪断層群、岡谷断層群、釜無山断層群)、「南部」(白州断層、下円井断層、市之瀬断層群)の3つの断層帯で構成される。

2014年11月15日土曜日

スフィンクス赤道儀

 11月13日(木)、おりから冬の寒気が押し寄せる中、天体観測会を行った。冬型で快晴ではあったが風はあまりなく、寒かったが観測会としては良い条件であった。夏の大三角から始まり、秋の四辺形、冬の大三角と星座が移り変わり、日にちが変わるころからは下弦の月や木星があらわれ、観測会終了の2時ころには北斗七星やしし座の一部が現れた。
 スフィンクス赤道儀にFC-76(f=600mm)を乗せ1等星で3つ以上アライメントをし直焦で明るいメシエ天体を撮ったが、10~20秒の露出で星が点に写ったり、やや流れたりと望遠鏡の動きにむらがある。まあでも複数回撮ると1枚は何とかなっているので我慢の範囲ではあるが現在のところ原因不明である。

2014年11月9日日曜日

電波の周波数別利用状況

久しぶりに固定電話を買った。子機が無線で1.9GHz帯を利用するとあり、興味があり現在の電波の利用状況を調べてみた。ウィキペディアによると以下のようになっている。
*電波の周波数帯別利用状況
極超長波(3-3kHz)
超長波(3-30kHz)水中へ到達、対潜水艦通信
長波(30-300kHz)地上波による安定した通信可、電波時計、船舶無線通信
中波(300k-3MHz)夜間は電離層による反射で遠距離通信が可、船舶気象通報、航空無線標識局
短波(3-30MHz)電離層による反射で遠距離通信が可、船舶無線、航空無線、短波ラジオ放送、トランシーバー
超短波(30M-0.3GHz)空間波による見通し範囲の通信が可、ワイヤレスマイク、ラジコン、FMラジオ、地上アナログテレビ、アナログコードレス電話子機
極超短波(0.3-3GHz)アンテナが小さくなるため移動体通信に適、アナログコードレス電話親機、UHFテレビ、地上デジタルテレビ、携帯電話、PHS、GPS、無線LAN、デジタルコードレス電話
センチメートル波(3-30GHz)高速データ通信用として技術開発が行われている、衛星通信・衛星 (BS・CS) テレビ放送、無線LAN
ミリ波(30GHz-0.3THz)直進性が非常に強、レーダー、衛星通信
テラヘルツ波(0.3-3THz)光と電波の中間領域、電波天文、非破壊検査
*マイクロ波(極超短波~テラヘルツ波)の周波数帯別利用状況
Iバンド/HF(0.3-0.2GHz)
Gバンド/VHS(0.2-0.25GHz)軍事無線
Pバンド/UHF(0.25-0.5GHz)移動体通信、アナログコードレス電話
Lバンド(1-2GHz)テレビ放送、携帯電話
Sバンド(2-4GHz)移動体向けデジタル衛星放送、無線LAN
Cバンド(4-8GHz)通信衛星、気象用レーダー
Xバンド(8-12GHz)気象衛星、気象用レーダー
Kuバンド(12-18GHz)衛星テレビ放送、通信衛星
Kバンド(18-26GHz)通信衛星
Kaバンド(26-40GHz)通信衛星
Vバンド(40-75GHz)レーダー、通信衛星
Wバンド(75-110GHz)電波天文学
mmバンド(110-300GHz)
@ 2014-11-09 科学 コメント : 0