2015年4月30日木曜日

月の東西南北

 Lunar100をまとめていて月の東西南北について疑問に思い整理してみた。
 望遠鏡の発達していなかったまたガリレオ式の接眼レンズに凹レンズを用いていた時代のスケッチは正立像(上が北、左が東)であった。
 望遠鏡が発達すると、接眼レンズに凸レンズを使って観察する様になり、これをそのままスケッチまたは写真撮影するため倒立像で表現(上が南、左が西)するようになった。
 次にロケットが発達し月に人送ろうとしたとき、これまでの考え方では月では西から太陽が昇ること気が付き、このため国際天文学連合総会では、月で太陽が昇る方向を東と決まることにした。このため地球からみた正立像の月は上が北、左が西となる。
 書籍でも混乱しているようですが、私自身はM天体などの写真同様に北を上にするのが合理的な気がします。
 ps.いままでの議論は北半球の観測者を前提にした議論です。

2015年4月29日水曜日

ネパール地震 (2015年)

 4月25日にネパールで強い直下型の地震が起こり、29日現在5000強の死者が出たとされている。登山シーズンのエベレストでも雪崩が多数発生し、日本人1人を含む数十人犠牲者が発生している。
基礎データ
時刻:2015年4月25日11時56分(現地時間)
震源:ネパールの首都カトマンズ北西77km付近の深さ15km
M:計算した機関による差があり、7.8から8.2
地震のタイプ:衝上断層で周囲の力のかかり方からすると北盤が南盤の上にずれたと考えられ、断層の変位は4m強と推定されている。

2015年4月12日日曜日

Lunar 100

 観測用のアンドロイドアプリとして"Moon Atras 3D"を入れたのだが、そのかなにLuna100という表示項目があり、知らなかったので調べてみた。Lunar100はCharles A. Wood氏が選定した「月の地形100選」で、特徴のある月面の地形をリスト形式でまとめていて、やさしい対象から順に番号が付けられています。
 部活で月を見る機会があるが、地球照、代表的な海、クレーターを確認するだけでその次になかなか進まなかったが。
 これを参考にすると様々な地形を確認することができそうである。

「中東から世界が見える」

 「中東から世界が見える イラク戦争から「アラブの春」へ」酒井啓子著(岩波ジュニア新書)を読む。
 いままで漠然と理解していた中東の状況を理解させてくれた。オスマン帝国崩壊後の中東。ナセル、カダフィ、フセインの権力掌握の必然性とその変質。湾岸戦争、イラク戦争がアラブの人にどのように受け止められたか。「アラブの春」の位置づけ。イスラーム主義の台頭。日本とアラブの関係。
 ここにも西欧に虐げられ、自らのアイデンティティーを求めている人たちのうねりがあるのだと感じる。

2015年4月3日金曜日

天然石のストラップ

 あまり動けまわれないので、岩石の普及活動に使えないかと石のストラップやペンダントを作っている。
 平たい石は磨いて穴を開けヘンプ紐を2回通し1回結んだあと平編みを繰り返すとストラップになる。
 コロコロした石はヘンプでネットをつくり、石を包み1回結んだあと平編みを繰り返し、それを折り返し、最後に別のヘンプ紐で外掛け結びをするとペンダントができる。詳しくは後日地学の普及実習にまとめます。