2018年3月31日土曜日

砂金

 部活動で砂金採集を試みていたが、何とか成功した。数年前荒川で砂金が採れることを知り、中津川での夏合宿で白いバットを持って行って試したがそれらしいものが採れなっかたかった。専用の道具を使わないとだめだと考え、パンニング皿を購入し、同じく夏合宿の中津川で試みた。結果は最後に砂鉄が残るまではいくのだが、そこの混じる金色のものは形から黄鉄鉱のようでうまくいかなかった。そして今回、荒川の玉淀河原で砂金を採っている学生に会い、草の根につく砂泥をパンニング皿にとって砂金を採っていることに出会い、改めてネットで情報を集めてみると、要は重たい金がどこに集まるかを推定して試料をとりパンニング皿で選別することだと分かった。結果は6人で2時間弱の作業で、最大径1mmの粒を含む約10個の成果だった。

2018年3月11日日曜日

葉山と逗子

 三浦半島の葉山層群を見ようと、葉山と逗子を訪ねる。
 新逗子駅から子産石までバスで移動する。葉山層群中のノジュールが子供を生み出す石とのことで祭られている。海岸沿いの葉山層群相当層を見学、後半のものに比べると変形が少なくあたらしい?長者ヶ崎、逗子層に階段状の断層が入るのが遠望される、北側はロープが張ってあり近づけない。葉山の御用邸そばはスコリア質の砂泥互層、この周辺は逗子層が露出している。芝崎海岸周辺は固く変形の激しい地層で一見して古い地層の葉山層であることがわかる。
 昼食に味噌ラーメンを食べた後、鐙摺の不整合を見学、ほぼ垂直の葉山層に北にゆるく傾斜する逗子層が不整合でのる。このあと新逗子駅から帰路に就く。
 帰宅後、放散虫抽出のサンプル処理をしたが全く出てくれない。あらためて論文を読み直すと、石灰質のノジュールからでるとある。石灰質の部位をサンプリングしたつもりだが、もっときちっと探さないとだめなようだ。

2018年3月8日木曜日

学力検査

 3月1日、埼玉県の高校入試が行われた。5教科がそれぞれ50分100点満点の試験である。私は理科を担当したが、基本問題と地学・生物・化学・物理の5問からなり文章題で若干採点の面倒なものもあったが、全体として妥当な問題であった。県では進学校用に3教科の難しい問題をつくっていて、本校もその問題を採用しているが、予想通りだが理社に比べ平均点が低くなっている。採点をしていてふと思うのだが、結構よい平均点なのに学校に入るとあまり内容を理解していない印象がある。テクニックとして問題は解けるが内容の理解に至っていない受験者が多いような感じがする。

2018年3月1日木曜日

生命進化の謎、哺乳類はどこから来たのか

 NHK地球ドラマチックをみる。
 哺乳類とは乳腺、体毛、耳と顎が独立(優れた聴覚)、歯種の存在で特徴づけられる。
三畳紀初期、哺乳類型は虫類として哺乳類の進化の始まる(トリナクソドン)。三畳紀後期、多数の小さな歯が見つかっていることから多数の種がいたことがわかっている。
 近年中国の遼寧省で多数の化石が発掘されその進化の様子がよくわかってきた。以前、食い違う2つの説があった。ひとつは分子時計で、ジュラ紀に有胎盤類の誕生したというもの、もう一つは化石の証拠で白亜紀に有胎盤類の祖先が存在したというもの。現在では化石発見により分子時計のほうが正しいとされる。
 ジュラ紀後期、、有胎盤類最古の化石が発掘され、これは歯種の存在している(ジュラマイアシネンシス)。白亜紀、様々な哺乳類の存在していた、エオマイア(木の上に巣をつくる)、レペノマムス(肉食、小型の恐竜を食べていた)、ボラティコテリウム(飛ぶための皮膜)があった。また同時期、内耳の形成の証拠(リアオコノドン)、多臼歯類から様々な哺乳類か生まれたことがわかっている。