2019年11月11日月曜日

池子層の巡検

 三浦半島活断層調査会主催の池子層の巡検に参加する。シロウリガイをメインテーマにした巡検である。実際の露頭、および保存化石礁をみて研究者の説明を受ける。縁弧海盆の堆積物?である池子層であるが海洋プレートの沈み込みの影響が相当あったようだ。それ以外に沖積低地での地震動(東北大震災)の影響、名越切通(池子層・逗子層)、大切岸、まんだら堂やぐら群を見る。実際に調査をしている人の解説なので得るものが多かった。
 シロウリガイ? 水深1000m前後の深海のプレートの沈み込みメタンを伴う水が湧出する場所に密集して棲息する。えらに硫黄細菌を棲息させここに、斧足で硫化水素を運び化学合成をさせその産物の有機物を得て生活する。硫黄細菌の酸化反応は次の物である。
 H2S + 1/2O2 → H2O + S + 49kcal