2017年3月25日土曜日

自動導入と自動ガイド

 高校部活で所沢でM天体の写真を撮っている。ビクセンのスフィンクス赤道儀で自動導入をし、600mmの焦点距離の鏡筒にAPC-Sサイズのカメラをつけ5S~30Sの露出をかけている。自動導入についてはスフィンクスに任せて行っている。3点のアライメントを行った後、目的の天体を導入しているが入ったり入らなかったりで苦労していたが、試行錯誤した結果、次から目的の天体を入れるのだがなるべく近くの恒星を導入しそれで再度補正しアライメントしてから入れるとが画像内にほぼはいってくる。最後に天体を入れた際アライメントしなかった場合、導入した後いかに補正したかのコントローラー上のずれを覚えておいてこれとおなじように導入後にコントローラーの画面上で動かすと画像に入ってくれる。ただ機械の特性か導入直後は星が流れてしまい、数枚とるうちに安定し点像になってくれる。
 M天体の明るいものなどはこの方法で問題なくとれる。オリオンの大星雲、アンドロメダの小宇宙、プレアデス、二重星団、ヘラクレス座の球状星団、小規模な散開星団などである。何とか写ってくれるのが比較的明るい系外星雲やガス星雲で子持ち銀河、大熊座のM81と82、ソンブレロ銀河、環状星雲などである。一応明るい天体は写ってくれるが、あと一工夫が必要かと自動ガイドを考えている。導入した後、ガイド鏡をつけたオートガイダーでガイドをし、1000mm程度の鏡筒で30~60Sの露出をかけよりはっきりした写真を撮ることが可能かと考えている。ただそらがあかるいので露出時間がどれくらい伸ばせるかが難しい。

2017年3月19日日曜日

小川から寄居の岩石

 3月18日、指導する部活動で小川から寄居にかけて岩石を見て歩いた。2年前に企画したが果たせなかったものである。東武竹沢駅を降り金勝山をめざす。ここでは領家帯に属する花崗岩を観察、採集をする。埼玉では一番ではないが最も古い岩石のひとつである。天気が良く山頂からは小川盆地が望める。次に寄居のひすいを観察、採集する。ヒスイ輝石の純度が低いので宝石のヒスイではないが薄緑色の県内で一番かたい岩石である。荒川近くまで移動し鉢形城跡を見学、博物館を見学した後、荒川と深沢川とに挟まれた要害の地にあった高位段丘上の城跡を見学する。最後に荒川に降り流紋岩質の溶結凝灰岩を観察、試料採集を行い寄居駅に向かった。

2017年3月9日木曜日

高校入試

 3月2日に埼玉県の高校入試が行われた。理科は今年から試験時間が40分が50分に変更された。理科の難易度は若干やさしくなったようだが、各科目にそれぞれ記述式の問題がとりいれられ問題の傾向がかわってきてる。
 また採点側の問題だが、採点基準作りやその作業が今まで以上に時間のかかる作業になっている。
 本校では英語と数学で難しい問題を採用したが当然だが通常の問題より難しかったようである。

2017年3月5日日曜日

宮川湾~毘沙門湾

 久しぶりに三浦半島を歩いた。場所は城ケ島の対岸の宮川湾~毘沙門湾である。ちょうど城ケ島マラソンに重なってしまい、バスの予定や移動の道がちょうどコースに当たっていてやや大変であったが、3月の晴れの心地よい海岸歩きであった。
 地層は三崎層の凝灰質の砂泥互層で海岸線と走向とが近く、似たような岩相の繰り返しであった。観察されたものは、岩石や地層としては、キーベットになりそうな1m強のスコリア層、乱堆積層、目的であった石灰岩。構造的には小断層やデュープレックス構造。地形としては大正関東地震や元禄地震の際隆起した海食台、ポットホール群、海食洞などであった。
 地質見学コースとしては、三浦海岸駅からバスで毘沙門湾に行き、宮川湾まで出歩き、三崎港周辺からバスに乗る、半日コースになるのではないか。