2021年10月31日日曜日

電視観望2

 前回から電視観望について進んだことをまとめる。観望そのものは良いのだが、その記録に工夫が必要である。ゲイン(感度に相当)を上げると空の部分にノイズがはっきり残ってしまう。そこで記録を残すためにはゲインを300台に下げる必要がある。当然露出時間をのばすことになる。つぎにフィルターワーク、自宅や職場では光害のため空が緑になる。写真があまりに不自然なので昔使っていたHFフィルター(緑の光をカットし赤と青を透過させる)を使うとそれなりの写真になる。最近のフィルターは特定の光のみ(Hαなど)を透過させるようだが、一応これで何とかなる。さらにSharpcap4.0のライブスタックではスタックする際の線状のノイズが入る。これを補正する方法はないかと考えているが、とりあえずレタッチで対応している。




2021年10月17日日曜日

電視観望

  自動導入望遠鏡と望遠鏡カメラとPCとで、ライブスタックによる電視観望ができることを知り挑戦した。新たに購入したのは望遠鏡カメラneptune-cⅡである。赤道儀はAZGTi、望遠鏡はFS-60、ライブスタックはSharpcap4.0を利用する。月でテストを行なったのち、M13とM57で挑戦する。撮影素子の面積はAPS-Cより1周り小さいので望遠鏡の焦点距離はAPS-Cのときより小さいものを使う。

 望遠鏡では一応見える(M13)またやっと見える(M57)がライブスタックによりモニター上にはっきりと表れるのには感動をする。保存画像はAPS-Cカメラで撮ったものに比べ落ちるが一応記録はできている。光害のある地域では強力な天体観測の方法になる。