2018年9月24日月曜日

孤独な老人

 この夏一人で行動する老人(男性)を複数見かけた。気が付いたといったほうが正しいか?
 ツアー旅行に1人参加する老人、周りと積極的に会話するでない。集合時間に遅れてきても何も言わない、割り込みをする。楽しいのだろうか。
 1人で登山する老人、むかし単独行といえば若者だったようであるが。気を使わないですむのだろうが危ない感じがする。
 リタイヤした後、時間を持て余しているのだろう。気の合うものと旅行や登山サークルに参加し楽しむのが基本だと思うが、集団を嫌っているのだろうか。また集団に入れないのではないか?
 こんなことを考えるのは自分の問題だからでもある。お金のためでもあるが、社会参加の必要性がある。人生を有意義にする活動をし続けないと生きている意味がなくなってしまう。

南八ヶ岳

 ワンゲルで南八ヶ岳を歩いたので地質をかんたんにまとめる。。
 八ヶ岳では約200万年前から約1万年前までの長い間に盛衰を繰り返した幾多の火山が複合してみられる。
 ワンゲルでは美濃戸口から入り、行者小屋にテントを張り、阿弥陀岳と赤岳に登った。
 この周辺は古八ヶ岳期に形成された成層火山列の稜線部にほぼ相当すると考えられ解析の進んだ火山山体急斜面になる。また旧火山の火口部を残すのは硫黄岳周辺のみである。岩石としては主に安山岩質の溶岩流と火砕物からなります。また美濃戸口周辺からは火山体が崩壊してつくられた火山麓扇状地からなります。また阿弥陀岳の北に当たる美濃戸中山は最後期の火成活動でつくられた溶岩円頂丘です。

2018年9月22日土曜日

奥尻島

 8月に奥尻島を観光で訪ねたので地質についてまとめる。
 最古の岩石は白亜紀の花崗岩およびこれに変質を受けた変成岩で、これらはかつての大陸の一部で、日本海拡大の際に分離する。現地では北部の球島山で観察する、角閃石の目立つ花崗閃緑岩であった。
 新第三紀の溶岩、岩脈が広く分布している、これは日本海拡大の際の激しい火成活動を受けたためだと考えられる。現地では稲穂岬、宮津弁弁天宮で溶岩、奥尻島シンボルの鍋鶴岩では安山岩岩脈を観察。
 段丘堆積物が広く発達していて、当然海成段丘である。これは奥尻島が一時期水没していてその後の隆起の過程で形成された。
 現在は北米プレートとユーラシアプレートの境界に近く、境界の東側に位置する。海底地形では島の西側が急崖になっていて-3000mまで落ち込んでいく。またここでは、ユーラシアプレートが北米プレートの下に沈み込んでいる。