2018年12月16日日曜日

ウィルタネン彗星

 年末に肉眼彗星が現れている。ウィルタネン彗星といい、公転周期約5.4年の周期彗星で近日点距離が1.06AU、遠日点距離が木星軌道付近にある木星族の彗星である。12月16日に地球に最接近するのでその際に3等級になり、また真夜中でも双眼鏡でみれると予報されている。
 部活で14日に北風がややある中、観望したが見つからなかった。15日に自宅ベランダで天頂のプレアデス、ヒアデス付近の写真をとったところ、もやっとした彗星が確認できた。明るいところでは観望は難しいかもしれない。

2018年12月13日木曜日

天文学者と物理学者と数学者

 県の地学研究大会で国立天文台の準教授の縣秀彦氏の講演があった。様々な話題提供があったが一番面白かった話題をひとつ。
 3人の天文学者と物理学者と数学者がイギリスの田舎を旅をしていた。丘の上に金色の羊を見つけたところ、天文学者はこの地には金色の羊がたくさんいるのだろうといった。物理学者は金色の羊が少なくとも1匹はいるといった。数学者は今見えている羊の半分は金色であることは確かであるといった。
 3者の違いを言い表した言葉であるが、数学者に対し天文学者のスタンスがわかる言葉である。