2022年12月13日火曜日

亜鉛の少年たち

  「亜鉛の少年たち」アレクシエーヴィッチ著を読む。ソ連のアフガン侵攻に参加した帰還兵やその家族の証言を集めたもの。アフガン侵攻がどんなものであったかを浮き彫りにする。当局がいかにして兵士を募集したか、現地ではなにがあったのか、帰国した後のそれぞれの葛藤。送り出した側の母親、妻の状況。もちろん女性も戦争の現場に参加している。戦争の実態が赤裸々に語られている。また出版後の裁判について、個人より国家を第一とする支配層による著者に対する攻撃などがまとめられている。「戦争は女の顔をしていない」に対し侵略戦争であるアフガン侵攻でありついこの間の出来事なので生々しく、口述した人々の悲惨な状況がひしひしと伝わってくる。

2022年11月27日日曜日

戦争は女の顔をしていない

個人的な事情でしばらく投稿していなかったが、落ち着いてきたので復活します。 

「戦争は女の顔をしていない」(スベトラーナ・アレクシエーヴィッチ著、三浦みどり訳、岩波書店)を読む。

ノーベル賞作家の主要な作品で今まで読んでいなかった作品を手に取る。第二次世界大戦時のソビエト連邦の従軍女性(女性兵士、看護師など)、パルチザンの証言集。まじめな彼女たちがいかに戦争に参加していったか。従軍女性からみた戦争の現場はどんな状況であったか。戦後彼女たちがどんな扱いをうけてきたかが多数の証言で明らかにされている。歴史の教科書では見えなかった戦争の姿を明らかにしてる作品。

2022年2月6日日曜日

親知らずの抜歯

  下顎左親知らずが含歯性嚢胞になっているとのことで大学病院での抜歯をする。12月に初診、手術前検査があり、1月7日に手術を行う。当日は手術室で医師2人、看護師2人の態勢で行う。麻酔のあと埋没した皮膚を切開した後、ほとんどはドリルかカッターで歯を壊していく。途中順調との言葉に気分が楽になる。のみを使うシーンはわずかで話しに聞いていたよりは楽である。最後に4針縫い予定通り1時間ほどで終了。記念に?抜歯した4分割された歯をもらったが、頭の部分を横にカットした後、縦に3分割して取り出したようである。

 当日は風呂に入れず、術後約2日はお粥がメインの食事。3日目以降徐々に柔らかいおかずから元に戻していく。口が大きく開けられないこと、手術に伴う口内炎の痛みが気になる。また1週間後ほどに、首元が黄色くなり内出血のようである。3週間ほどでほぼ口内炎の痛みもなくなり通常の状態にもどる。手術前に下顎を通る神経に関する後遺症の可能性も指摘されていたが特に問題はなかった。かかりつけの歯科医から歯科医院でもできるが万が一のことを考えると大学病院やったほうが良いとのアドバイスを受けたがその通りであった。

2022年1月4日火曜日

電視観望3

 光害をカットするためにR64フィルターを使ってM天体の写真をと撮ってみた。HFフィルターは作品をカラーにするために撮影後のデジタル処理があまりかけられない。それに対してR64フィルターは赤以外の光はカットするので光害を除く働きが強くなるとともに、最終的に白黒で作品をつくるため、デジタル処理を強くかけることが出来る。写真は住宅地の自宅で撮影したのだ通常の撮影では絶対写ってくれないオリオン座のNGC2024や馬頭星雲をとらえることが出来た。


2022年の天文現象

1月9日 金星が内合

2月5日 土星が合

7月14日 今年で地球に最も近い満月(スーパームーン)

7月21日 火星食

8月13日 ペルセウス座流星群極大日

9月10日 中秋の名月(満月)

9月27日 木星が衝

11月8日 皆既月食、天王星食

食開始18時9分、皆既開始19時16分、最大食は19時59分、天王星潜入20時41分、皆既終了20時42分、天王星出現21時22分、食終了21時49分。

12月1日 火星が地球へ中接近