2018年10月28日日曜日

ブラックアウト

 少し前の地震だが記録しておく。9月6日3時7分に、北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震があった(北海道胆振東部地震と命名される)。規模はMj 6.7、震源の深さは37 km。最大震度は、震度階級で最も高い震度7であった。土砂崩れ等によって41人が死亡したほか札幌市内で液状化が発生し道路が陥没するなどの被害が出たほか、北海道全体で電力のブラックアウトが起こり2日ほど続いた。この地震の発震機構は東北東-西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、内陸型の地震である。
 地震発生の際、北海道大学で日本地質学会の総会が開かれていたが、混乱の中本部では少しでも企画ができるよう努力し、その後の対応がちくいちメールで配信されたが、いかんせんブラックアウトにより普段の生活もままならない状況が生じてしまいイベントのほとんどが中止になってしまった。

2018年10月1日月曜日

科学振興展西部地区展

 昨年と同じく東洋大学で行われた科学展に参加した。昨年度出した岩殿丘陵の放散虫化石に新しい産出ポイントを加え、新たにお願いした専門家に再鑑定をお願いしまとめたもので、別途まとめたものを学術論文として投稿する予定である。
 結果は参加賞に当たる優良賞であった。各作品の内訳は物理7、化学9、生物8、地学4でこのなかから7点が中央展に出品が決まった。数年間科学展に出してきたが生徒の活動と教員の関わりとの匙加減が難しい。生徒に任せきると科学にならないしといって関わりすぎると生徒は兵隊さんである。ある程度のかたちにするために優秀な学校でも専門家におんぶにだっこの研究も多い。さらにどうしてもポスターの見栄えの良さで優劣を判断され内容の科学的真理の重みとは違った判断がされがちである。また、ポスターの前の生徒のパホーマンスが影響を与えていないことを信じている。