2013年9月29日日曜日

地球温暖化

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は27日、ストックホルムで総会を開き、地球温暖化の科学的根拠をまとめた作業部会の報告書を承認した。温暖化の原因は人為起源の温室効果ガスである可能性が「極めて高い」(95%以上)と、これまでで最も強い表現で指摘した。
 IPCCが総合的な報告書を公表するのは前回2007年以来6年ぶり5回目。加盟195カ国のチェックを受けて承認されたため、今後の国際的な対策づくりの科学的なよりどころとなる。
 報告書では、世界の平均気温は1880年から2012年までに0.85度上昇、海面水位は1901年から2010年までに19センチ上昇したと認定。大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は1750年以降40%増加し、過去80万年で前例のない高さだとした。
 20世紀後半からの温暖化については「人為影響である可能性が極めて高い」とし、前回の90%を上回る95%以上の確信度で断定した。将来の予測では、1986~2005年と比べた今世紀末の気温上昇幅を0.3~4.8度、海面の上昇は26~82センチとした。(朝日新聞)


2013年9月4日水曜日

メガクウェイク

 NHKで防災の日に合わせて、メガクウェイクという50分、2回シリーズの番組があった。
 1回目は大正関東地震を今村明恒の活動を中心にまとめたもの。今村の業績については初めてちゃんと知る、大正関東地震についてはほとんど理解していた内容であったが興味深い話題もあった。プレート境界が丹沢の下で破断をはじめ東に向かったこと、断層面でのずれの量の違い。大地震での火災は四方からくる、火災旋風での死亡者の増大などである。
 2回目は東南海地震の話題。最近の話題としてスロークウェイクを取り上げていた。小さなアスペリティ―の破断によりゆっくりとしたひずみの開放が行われれるのがスロークウェイクで、これが最終的に大きなアスペリティ―の破断を引き起こし大地震につながる。GPSによる観察からスロークウェイクが起こると地形の戻りが起り、また大地震直前井戸水の推移変化はこれが地下水面に影響を与えているのではとのことで、より詳細にプレート間のずれが解析されているのを感じた。

2013年9月2日月曜日

北高祭

 8月31日と9月1日に北高祭が行われ、地球科学部も例年通り参加した。発表レポートは冬の天体観測、春の天体観測、太陽面観測、夏合宿の星空。狭山丘陵見学、古霞湖を訪ねる、夏合宿概要、山中地溝帯の化石、不二洞、2種類のフズリナ化石、方解石。(以上生徒)所沢の多摩ローム、立川断層騒動顛末、東京軽石層、パンスターズ彗星、土星観望。(以上顧問)そしてお土産が方解石であった。
 内容は盛りだくさんであったがあとひと工夫の余地があるものも多かった。お土産は約700出ているので地球科学部入場者もそのくらいか。なお文化祭カルチャー部門1位を獲得した。