2017年11月12日日曜日

野比海岸を歩く

 城ケ島より古い化石資料を求めて、野比海岸の調査をした。YRP野比駅を降り野比海岸に向かう。砂浜の海岸には所々、基盤の第三系葉山層群が露出している。成層する泥岩やその泥岩の乱堆積の地層がみられる。比較的柔らかく印象は三崎層群と同じような感じである。また、石灰岩を挟む層準もあった。これらから複数の放散虫用の試料を採集する。その後海岸道路のの路肩が浸食により崩壊している場所が現れ、ここに蛇紋岩が露出している。ここには活断層の北武断層がと通るとされている。風化が激しくそのなかで比較的ましな試料をとる。その後スコリア質の砂泥互層が現れた。この地層は新しい逗子層だと考えられている。
 ここから尾根を越え久里浜まで歩く。久里浜ではペリーの上陸記念の公園とペリー記念館を見学し駅まで歩いた。