2日目は亜高山帯の樹林の急登を赤岩ノ頭へ。高山帯をガスおよび雨の中、硫黄岳(2760m)へ、何も見えず、シャクナゲの樹が多く花の時期に来れば見ごとのよう、足元には食いかけのハイマツの球花が多数落ちる。次に横岳へ硫黄岳山荘で休憩、コーヒーがおいしかった。道沿いにはコマクサが目立った。この周辺は南八ヶ岳で最も高山植物の豊かな場所である。稜線沿いの道は後半鎖場があり、晴れていれば高度感があったのではなか。横岳山頂(2826m)で記念撮影。来た道を引き返す。ホシガラスを見る。天気が良かったら峰の松目(火山活動最後半の溶岩円頂丘で形成年代は15万~10万年前)のピストンを考えていたが省略。赤岩ノ頭からの下りでは、新しく倒れた木が多数みられる場所があった。
3日目の夜半から前線による雨が降る。その中テント撤収と下山、北沢は水量を増していて、さらに増水すると危険である。美濃戸口のバス停の山小屋で風呂に入り3日間の汗を流す。