2014年2月24日月曜日

生徒会新聞

 生徒会新聞から卒業に際して一言とあり、以下のような文を渡した。
「受験も一区切りついて、高校生活が終わろうとしていますね。卒業おめでとう。
 日本は人口減少や産業競争力の低下などから重苦しい雰囲気です。そこから知性を否定し、稚拙なナショナリズムに流れる風潮があるのが気がかりです。
 皆には本を読み、様々な知的な体験を通して知性を磨いてほしい。いままでのやり方では対応できない問題が次々に出てきます。寄るべきものは知性です。
 皆の活躍を期待しています。」

2014年2月20日木曜日

再度の大雪

 14日(金)から15(土)にかけて、1週間前を上回る大雪となる。前半は積らなかったが昼ころから積雪になり登山靴を履いて帰宅。30cm以上は積る。翌日は冷たい雨になり前回と違って雪が非常見重くなり、交通の乱れはひどく東上線が川越より上りで動き出したのが昼頃であった。周囲ではカーポートがつぶれたり、体育館の屋根やガソリンスタンドの屋根が落ちたりしている、自分の車のリアのワイパーがもげてしまった。
 関東地方は前回と違って山がちなところでの降雪量が中途半端でなく、秩父では1mに達し、秩父鉄道は復旧に数日かかった。このため各地で集落の孤立が発生し20日現在でも山梨、東京、埼玉の山間地域の一部では解消していない。

2014年2月11日火曜日

大雪

 2月8日(土)に今季の第一級の寒気が張り出す中、太平洋岸を低気圧が通過し大きく発達したため太平洋側で大雪になった。ほぼ1日雪が降り続いたため、都心で25cmの積雪を記録しこれは60年ぶりで、川越で35cm位であった。翌日にかけて交通機関は乱れ、転倒によるけが人が多数出た。

2014年2月5日水曜日

STAP細胞

 日本の研究者・小保方晴子がマウスの細胞でSTAP細胞の作製に成功したと英国の科学誌「Nature」に発表した。STAPはStimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency(刺激惹起性多能性獲得)の略称であらゆる細胞に分化させることができる「万能細胞」の一種である。細胞を弱酸性の溶液に30分ほど浸すことで刺激を与え、それを培養することにより作られ、より短時間で効率的に作ることができ、細胞がガン化する可能性も低くなると考えられている。どこにでも自然状態で起こりえるあまりにも単純な方法で万能細胞ができたことに驚きを禁じ得ない。

ps 続報
 STAP細胞が華やかに発表された後、どうも論文通りの方法では再現できないことが話題になった。続いて使用している画像が他の論文からの不適切な流用、加工があり、さらに実験方法の詳細な説明の際に論文の内容とは異なることが語られるに至り、共著者からの論文取り下げ要請となり、ごちゃごちゃな状況になっている。
 一連の流れから小保方氏の研究者としての資質の問題、早稲田大学における博士論文認定の問題(きちっと論文を審査しているかどうか)、天下の理化学研究所がこうもずさんな体制であったのかの問題(一部に功名心を組織として焦ったとの推定もある)が語られている。
 大学のころ、中新世のフィールドで鳥の足跡らしきものが見つかり、周囲は生痕が専門のメンバーに短報でも出せばとはやし立てたことがあった。本人曰く「どうも客観的におかしい、もし出した後単純な認定ミスであったら学会にもう論文が出せなくなる」と投稿はしなかった。研究者は論文で明らかなミスを犯した場合相手にされなくなり、嘘を書いた場合その世界から追放されとるいう基本的なことを教わったと思っている。
2014-03-29