2018年2月26日月曜日

巨大昆虫はなぜ絶滅したのか

 NHKの地球ドラマチックで、「巨大昆虫はなぜ絶滅したのか」を見る。
 石炭紀の酸素濃度の増加によって巨大昆虫が誕生する。代表的なものに、メガネウラ(羽根の広がり最大65cm)、アースロプレウラ(ムカデの親戚、最大3m)がいる。パンゲアの成立時の酸素の低下によって、アースロプレウラの絶滅。昆虫は外骨格で気孔?から体内に空気を直接取り入れ呼吸をする。大型化は捕食の意味では有利だが、体内における空気の通り道の割合が大きくなるので酸素濃度の高いときでないと成立しない。
 次々に捕食者が現れる。滑空する小型は虫類の誕生、翼竜の誕生、鳥の誕生。三畳紀にはメガネウラが絶滅。被子植物の誕生、落葉の水中での分解により、水中の酸素濃度の低下。以上のように複数の要因が重なって巨大昆虫は絶滅、または小型化し姿を消した。

2018年2月11日日曜日

理科教育研究発表会

 2月10日、埼玉大学で行われた理科教育研究発表会に初めて出品参加した。理数科の課題研究での成果のポスター発表で、題目は「城ケ島の放散虫化石年代」である。上につながらない大会と聞いてはいたが出品内容もそこそこのもので参考になるものも多かった。知り合いの地学の教員に聞くと、県の科学展後に発表した作品をその後の成果を盛り込んで発表する場合も多いとのことである。
 校内の課題研究の発表会ではパワーポイントで発表するのが基本だったが、少なくともポスターをつくらないと科学的なまとめにはならないと考えつくらせて、それだけではつまらないので研究発表会に出品した。会場では自分たちの作品の説明をしたのだが、生徒も得るものがあったと考えている。
 埼玉大学では、かつての教え子がアシスタントとして参加をしていて、教員採用試験に受かったとの報告があった。

2018年2月3日土曜日

皆既月食

 1月31日から2月1日にかけ、皆既月食の観測会を行った。経過は8時代後半から左下(東)から月が欠け始め、10時から皆既になり、11時過ぎから下(東)から明るくなり、12時過ぎに満月の戻ったが、最後の20分ほどは薄雲がかってしまった。数年前に比べ皆既の時の月がはっきりと赤いのが印象的であった。写真の記録として月食の継続的な拡大写真とともに、皆既の月とプレセペ星団、また所北ならではの写真が撮りたいと飛翔像を入れた皆既月食を撮った。