2013年9月4日水曜日

メガクウェイク

 NHKで防災の日に合わせて、メガクウェイクという50分、2回シリーズの番組があった。
 1回目は大正関東地震を今村明恒の活動を中心にまとめたもの。今村の業績については初めてちゃんと知る、大正関東地震についてはほとんど理解していた内容であったが興味深い話題もあった。プレート境界が丹沢の下で破断をはじめ東に向かったこと、断層面でのずれの量の違い。大地震での火災は四方からくる、火災旋風での死亡者の増大などである。
 2回目は東南海地震の話題。最近の話題としてスロークウェイクを取り上げていた。小さなアスペリティ―の破断によりゆっくりとしたひずみの開放が行われれるのがスロークウェイクで、これが最終的に大きなアスペリティ―の破断を引き起こし大地震につながる。GPSによる観察からスロークウェイクが起こると地形の戻りが起り、また大地震直前井戸水の推移変化はこれが地下水面に影響を与えているのではとのことで、より詳細にプレート間のずれが解析されているのを感じた。

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