2016年3月22日火曜日

磐城旅行

 連休に福島の磐城を訪ねる。福島県の最大の人口をもつ市で歴史的には茨城県とのつながりが大きい。訪れた代表的な場所を上げる。
アクアマリンふくしま・・・小名浜港にある水族館、魚類化石展示、陸上の水環境などを総合した施設。水族館のテーマとしては地元の黒潮と親潮の境の潮目がクローズアップされる。
いわきららミュウ・・・いわき市観光物産センター、海産物等のいわきの物産をあつかう。また2011年の東北地方太平洋沖地震の記録を展示するスペースがある。いわき市で最大8.6mの津波が襲い400人強がなくなった。
いわきマリンタワー・・・小名浜港の北の崎に立つ60mの展望塔。周囲の海、小名浜港が一望できる。
白水阿弥陀堂・・・福島県内では唯一の国宝建築物。平安時代に建てられた阿弥陀堂で、周囲に池が広がり浄土信仰を具現化している。彼岸の中日で堂のそばまではいけなかったが、それが幸いしてか静かな中で阿弥陀堂周囲を散策した。
いわき湯本温泉・・・奈良時代から知られた温泉、地下の花こう岩の熱源により温められた地下水が起源。明治に入り常磐炭鉱の操業で湯脈が絶たれたのちは、地下からくみ上げた温泉を利用。炭鉱閉山後は温泉ボーリングにより湯量が確保され、また温泉リゾートとして閉山後の雇用対策になった。
化石館ほるる・・・いわき周辺で産出したフタバサウルスをはじめ、中生代を中心に化石が展示されている。また採炭の歴史が視覚的にきちっとまとめられていてかつてこの地域を支えていた産業を記録する施設として充実している。
いわき市アンモナイトセンター・・・いわきの市街地から1時間ほどの山の中にある、アンモナイトを中心に露頭そのものを保存し、発掘体験ができる施設。アンモナイトが多数産出する白亜紀後期の浅海層をそのまま保存し展示してある。

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