2016年11月5日土曜日

秋の天体観測

 生徒と校内天体観測会を行った。当日は晴れの予報だったが、南からの雲が入りやや雲の多い夜間であったが、時折訪れる晴れ間を利用して、観望や写真撮影を行うことができた。
 私が行ったのはFC-76のレデューサー撮影とHFフィルターのテスト撮影である。FC-76のレデューサー撮影は直焦撮影と違ってアダプターが使えずカメラの向きが自由にならないのでやや使いづらい。望遠鏡そのものを回転させて対応する。HFフィルターだが、光量が少なくなるので露出時間はながくなるほか、焦点距離は若干長くなる。効果だが系外星雲はあまり意味がないよう、散光星雲はやや効果があるが、デジタル1眼は赤外部に感度がないのでフィルム写真の時のような効果はない。赤外線改造をしないとHFフィルターは使用する意味が少ない。
 今回は天候の関係でセレストロンのオートガイダーが使えなかった。ただ使用法について考えると自動導入が可能な機種で使う場合、アライメントをしないで目視導入ができる対象をガイドするケースと露出時間が30秒を超える場合に使うのが妥当なようである。

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