2018年2月26日月曜日

巨大昆虫はなぜ絶滅したのか

 NHKの地球ドラマチックで、「巨大昆虫はなぜ絶滅したのか」を見る。
 石炭紀の酸素濃度の増加によって巨大昆虫が誕生する。代表的なものに、メガネウラ(羽根の広がり最大65cm)、アースロプレウラ(ムカデの親戚、最大3m)がいる。パンゲアの成立時の酸素の低下によって、アースロプレウラの絶滅。昆虫は外骨格で気孔?から体内に空気を直接取り入れ呼吸をする。大型化は捕食の意味では有利だが、体内における空気の通り道の割合が大きくなるので酸素濃度の高いときでないと成立しない。
 次々に捕食者が現れる。滑空する小型は虫類の誕生、翼竜の誕生、鳥の誕生。三畳紀にはメガネウラが絶滅。被子植物の誕生、落葉の水中での分解により、水中の酸素濃度の低下。以上のように複数の要因が重なって巨大昆虫は絶滅、または小型化し姿を消した。

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