2023年1月19日木曜日

伊豆東部火山群

  年末に城ヶ崎海岸と大室山を久しぶりに訪ねた。世界ジオパークに指定されたために案内板が充実しており、専門の人間としては理解も進むし、地学の普及という意味で喜ばしく思う。城ヶ崎海岸は施設設備もよくなっている、大室山からは天気も良くぐるりと360度の展望が楽しめた。また双方ともアジア系の外国の方も結構目立っていた。以下周辺の地質についてまとめる。

 伊豆東部火山群の形成:100万~60万年前に本州弧へ近づいた伊豆地塊の隆起、丹沢山地の隆起浸食がおこる(上総トラフの形成)。60万~20万年前、伊豆地塊の火山活動による基盤形成とその本州弧への衝突が起こる。15万年~現在、衝突により東西に引き伸ばされ伊豆東部火山群ができる。

 構成:一碧湖(10万年前)、河津七滝(登り尾南、2.5万年前)浄蓮の滝(鉢窪山、1.7万年前)、小室山(1.6万年前)大室山と城ヶ崎海岸(8000年前)などからなる。

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