2024年3月31日日曜日

プレートソルヴィング

 3月29日に久々に天体観測を行った際、準備してきたプレートソルヴィングを行った。プレートソルヴィングとはシーモスカメラでPCに取り込んだ画像から、あらかじめ記憶させておいた星の位置データと比較し、望遠鏡がどの方向かを認識させる操作である。またこれを発展させ目的の星を中心に持ってくることもでき、これをアライメントすることで架台を正確に操ることができる。実際の操作を以下にまとめる。

 もともと電視観望のためShapcapを使っていた。次にEZGTi経緯儀をSynScan_usbでPCにつなぎSynScanPro Windowsで制御でき、さらにプラネタリウムソフトのステラリウムを使って目的の方向に鏡筒をむけることができることを確認した。PCに望遠鏡の映像を取り込むソフトとして使っているShapCapに4.1からプレートソルヴィングの機能が追加された。ShapCapの設定で、ハードウェアにSynScan app driverを指定し適用する。次にプレートソルブにSharpSolveを指定し、望遠鏡の制御にマウントを同期し、天体を中央に再配置するを選び適用する。実施にはSynScanProでアライメントの天体を導入した後、ShapCapの望遠鏡制御のボタンからプレートソルブを実行する(このさい接続済みに✓をいれる必要がある)。目的の天体を導入した後、SynScanProでアライメントを確定する。このあとはステラリウムで目的の天体を次々に見て記録することができる。

 補足)ネットの記事ではAll Sky Plate Solverをプラグインとして利用してプレートソルヴィングを行うことが散見されるが、ShapCap4.1からはこの部分が不要になる。またプレートソルヴィングを調べている際にネットで撮った星野写真がどの方向の何なのかを確定する、純粋にプレートソルヴィングのみを行ってくれるサイトを見つけたAstrometry.netである。

 

 


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