2013年1月17日木曜日

爆弾低気圧

 成人の日、日本の太平洋岸を想定以上に低気圧が発達しながら通過し、首都圏では今シーズン初めての積雪となった。高速道路は軒並み通行止めになり、羽田空港もしばらく航空機の発着ができなかった。埼玉では積雪が約10cmであった。マスコミでは爆弾低気圧との言葉が一部使われた。
 爆弾低気圧とは急速に発達し、熱帯低気圧(台風)並みの暴風雨をもたらす温帯低気圧を指す俗語である。冷たく乾燥した大陸性気団と暖かく湿った海洋性気団が衝突する大陸辺縁部の、特に東岸で、冬季に多くみられる現象。今回は年末から居座る大気上層の寒気と南から台風に伴ってもたらされた下層の暖気との温度差が大きいため発達したようである。日本付近では10月から1月頃の冬の嵐の時期、2月から3月の春一番の時期が最も多くみられる。


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