2014年5月25日日曜日

青銅鏡

 ゴールデンウィークに部活動で秩父に地質見学に行った。蓼沼で化石採集をして和銅遺跡を見学した。この遺跡で奈良時代にとれた自然銅を使って日本最古の硬貨である和同開珎がつくられたそうだが、そんなことから青銅鏡をつくることにした。
 るつぼに銅(銅板を切ったもの)と錫を約3:1の質量比で入れ、上から木炭粉をかぶせる。そのあとマッフルでカバーをしたるつぼをガスバーナーで30分弱加熱すると溶融し両者が混合する。その後型に入れ冷却させる。この状態だと表面に凹凸のある金属の円盤にしか過ぎないのだがこれを磨いて鏡にする。ただしここからが時間がかかるのだが、回転式の岩石研磨機によって荒削りをした後、次々に細かい研磨剤を使い2日間(6時間程度)で何とか鏡をつくることができた。

ps 日本の硬貨
1円・・・アルミ100
5円・・・黄銅or真鍮(銅60~70、亜鉛30~40)。もとは薬莢からの流用。
10円・・・青銅(銅95、亜鉛4~3、錫1~2)。
50円・・・白銅(銅75、ニッケル25)。銀の代用。
100円・・・白銅(銅75、ニッケル25)。銀の代用。
500円・・・ニッケル黄銅(銅72、亜鉛20、ニッケル8)
2014-06-05

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