2014年11月25日火曜日

震度6弱

 22日夜、長野県北部で深さ約10kmを震源とするM6.8の地震が発生した。浅かったため震央の白馬村を中心に震度6弱の揺れとなり、40名ほどの負傷者と30棟の家屋の倒壊が起こった。地面の撓曲や地震断層が発見され、またGPS観測により、今回の地震で白馬村の観測点が南東方向に約29センチ動き、約12センチ沈んだとの公表があり、東側が上がった逆断層であった。
 この地域は糸魚川-静岡構造線断層帯にあたり、その一部の神城断層が動いた可能性が指摘されている。
PS:糸魚川静岡構造線とは、親不知から諏訪湖を通って、安倍川付近に至る大断層線で、フォッサマグナの西縁を画する逆断層である。「北部」(神城断層、松本盆地東縁断層)、「中部」(牛伏寺断層、諏訪断層群、岡谷断層群、釜無山断層群)、「南部」(白州断層、下円井断層、市之瀬断層群)の3つの断層帯で構成される。

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