2015年6月1日月曜日

城ケ島を訪ねる

 来年度の理数科の企画の関係で、東農大の地質巡検に同行させてもらった。教職課程の実習巡検であったが、案内者がここをフィールドとした研究者ということもあって充実した企画であった。
 巡検中の学生への説明は以下のものであった。(地質について)地層、凝灰岩、凝灰角礫岩。走行傾斜、向斜構造、断層(正断層、逆断層)。生痕化石、火山豆石。火炎構造、ロードキャスト、コンボリュート葉理、スランプ構造、斜交葉理。(地形について)海食台、海食洞。また上記以外に今回確認したこととしては、ヤッコカンザシによる関東地震などのさいの陸地の上昇、三崎層と初声層の岩相の違いなどである。
 また、60人弱の学生を相手にした地質見学のノウハウについても教示をもらい成果が多かった。具体的には移動しながらの説明型巡検では25人程度が限界。はじめにフィールドなんだよという危機意識を持たせないと、あとでトラブルがある。オリエンテーリング型の巡検も一考の余地あり。持ち物としてクリノメーターと地図は必要、またハンマーは観光地のため使わない等々である。
 夏休みに再度下見をして内容を具体化していきたい。

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