2020年3月24日火曜日

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 ブレディみかこ著「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days」を読む。イギリスでアイルランド人の配偶者と男子中学生の息子とくらす日本人女性から見た子育て、息子の通う中学を中心に社会の風景をつづる読み物。
 気になった点を挙げると、イギリスの社会の貧富の格差、移民がいかに社会に入っていっているか、公立学校の日本との違い、差別はどんなふうに現れるか(筆者の差別体験や子供がいかに差別を感じそれと対峙しているか)、イギリスでいかにLGBT問題に取り組んでいるか、社会問題でデモに参加することを容認する中学等々。
 日本も貧富の格差の拡大や従来の価値観の変化が急速であるが、その先をいっているイギリス社会、その状況と対峙する教育現場をみているような感じがした。

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