2015年1月12日月曜日

水星

 水星が東方最大離角に近いため、部活動で観望と写真撮影をした。宵の明星のそばに見つけやすかった。また水星観望は黄道が立っている春分か秋分の時期かと思っていたが、1月のこの時期はくれるのが早く、空も澄んでいるので案外観望には良い時期なのかもしれない。これを機会に水星についてまとめる。
 太陽に一番近い(5800万km、0.39AU)惑星で、公転周期が88日(会合周期116日、最大離角は28度)、自転周期は59日(2公転する間に3回自転する共鳴関係)。半径が2400km(月の1.4倍)で地球の比べ大きな金属核を持つ(地球は体積の17%が核、水星は42%)、弱いながら地球と同じような磁気圏が存在することから液体核の存在が推定されている。表面は月と同様なクレーターが多数あり、またその収縮の際にできた断崖が多数みられる。大気はほとんど存在せず、そのため表面温度が昼間の部分が450度、夜の部分が-180度になる。また極にあたる部分には氷が存在している。

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