2015年1月20日火曜日

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)

 2014年8月にオーストラリアのラブジョイさんが発見した新しい彗星です。当初予想されたより明るくなり、1月上旬から肉眼でも見える4等級代になり観測可能となったため地球科学部でも1月19日に急きょ観測しました。
 軌道面は黄道面に対してほぼ垂直に交わり、天球の南半球から北半球に向かい1月30日に近日点を1.3天文単位の距離で通過します。また地球に最接近するのは1月7日で、その距離は0.47天文単位です。このため1月上旬が地球から見てもっと明るくなります。その軌道から夕方や明け方でなく夜中にも観測できます。またこの彗星はオールトの雲を起源とし公転周期は8000年です。
 1月上旬から中旬の時期は牡牛座の下を毎日場所を西に移動しながらもわっと見えるコマが移動していて、全体の観測会の当日はすばるを頼りに双眼鏡で確認しました。ただその前の週に比べ確実に暗くなっていました。

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