2019年3月17日日曜日

福岡河岸記念館

 福岡河岸記念館を訪ねた。ちょうど離れの特別公開をやっていたので、その全容を見ることができた。江戸末期から明治にかけて栄えた新河岸川の回漕問屋のひとつ福田屋の店舗兼住居、接客用の3階建ての離れ、蔵を見学。特に離れは、国会議員をやっていた当主が木材、ガラスなどの素材やその細工などにお金をかけた豪勢なものである。それ以外に住居の天井の低さや階段の急なことなど当時の住居の特徴が印象的であった。
 また、明治に現在の西武新宿線が開通(本川越~国分寺)し、物資輸送がそちらに移り、そのため回漕問屋の当主が新河岸川沿いの衰退を懸念して現在の東武東上線を建設に尽力したことなどは初めて聞いた話である。

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