2014年9月10日水曜日

対恒星交点逆行周期

 10月8日には皆既月食が日本で見られる。私自身は出張で観察が不可能なのだが、月食がらみの話題をひとつアップする。
  太陽の天球上の通り道(黄道)と月の通り道(白道)とは約5度の傾きで交わっている。この近辺で月食と日食とが起こるためその年に日食月食が起こるのは半年ずれた2回の期間である。またこの交点(黄道に対し月が登っていく点を昇交点またはドラゴンヘッド、逆を降交点またはドラゴンテイルとよぶ)は太陽に重力を受け西に移動し、その周期は18.6年(1年に約19.35度、1朔望月に約1.56度)なので、日食月食が起こる時期も1年間に1か月弱ずつ早くなる。
 ここ数年間の日本で見られた(or見える)日食月食を並べると以下のようになり、半年ごとに起こることおよびその期間が1か月弱ずつ早まっていることがわかる。
 2011年06月02日 部分日食
 2011年12月10日 皆既月食
 2012年05月21日 金環日食
 2013年04月26日 部分月食(月没帯食・低空)
 2014日04月15日 部分月食(月出帯食)
 2014日10月08日 皆既月食
 2015年04月04日 皆既月食

ps 昇交点と降交点
2014年は昇交点が10月(うお座)、降交点が4月(おとめ座)である。
2014-09-14

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