2014年9月28日日曜日

御嶽山の水蒸気爆発

 9月27日に木曾の御嶽山が水蒸気爆発を起こした。噴煙は6000mを超え、紅葉で訪れた登山者が約10名が行方不明、40人強が負傷等で山頂周辺の山小屋に残されているようだ。御嶽山では今月10日ごろから火山性の地震が増加し、噴火の直前には火山性微動も観測され、火山活動の推移が注目されていたようだが、山体の膨張はなくすぐに噴火とは考えていなかったようである。また、わずかだが低温の火砕流も発生したようである。
 関東地方にいる地学の教員だと御嶽山というと、約9万年前に大噴火をおこしこれが関東地方まで厚く火山灰を堆積した御嶽第1軽石層が思い浮かぶ。下末吉ロームの鍵層で所沢で約5cmほどの黒雲母を含む火山灰層だが、現在の御嶽山は比較的静かな活火山だが、これが非常に活発な時期のテフラになる。

ps 数字の訂正
行方不明者約30人
山小屋の滞在者約40人
2014-09-29

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