2015年11月15日日曜日

原生代末からの大陸移動

ロディニア大陸の分裂からパンゲアの形成
 原生代末6億年前に南半球の低緯度にあった超大陸ロディニアが、大きなゴンドワナ大陸と小さなシベリア、ローレンシア(グリーンランド、北米、スカンジナビア半島)、バルチカ大陸(ユーラシア大陸北西部)に分裂する。シルル紀にローレンシアとバルチカが合体、イエペスタ海が消滅しアパラチア(カレドニア)山脈ができる。また同時期に北中国、南中国が分離する。石炭紀になると大陸が集まりだす。ユーロアメリカがゴンドワナと合体し、世界の海は超海洋パンサラサと古テチス海に分かれる。ペルム紀~三畳紀に北中国とシベリアさらにそこに南中国が合体し、最後にそれらとゴンドワナ大陸が合体し超大陸パンゲアが形成した。
パンゲアの分裂以降
 ジュラ紀に入るとパンゲアからヨーロッパ・アジアが分裂し、間にテチス海をつくる。さらに北アメリカが分かれ、長期間続いていたゴンドワナ大陸がアフリカ・南米と南極・オーストラリアに分裂する。白亜紀になると南米、アフリカが分かれ、インドが分離する。古第三紀にはオーストラリアが分裂した。新第三紀にはアフリカとインドがユーラシアに接近し、インドのアジアとの合体(アルプス~ヒマラヤ造山運動)、テチス海の消滅が起こった。また収束する太平洋では環太平洋造山運動がおこる。日本はこの時期大陸から分離し列島になる。

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