2016年2月27日土曜日

「図解 気象学入門」

 「図解 気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図」古川武彦、大木勇人著(ブルーバックスB-1721)を読む。幅広い気象学の分野を的確にまとめた、理系大学生向けの簡単な教科書のような本。自身の教える大気の科学のup to dateにと読んだが期待通りであった。知っていることの原理を確認できる部分が多かった。具体的に上げると以下の項目である。
 暖かい雨と冷たい雨(ウェーゲナーが提唱)。積乱雲の科学、ガストフロント、スコールライン、テーパリングクラウド、スーパーセル。大気の大循環、偏西風帯は上空でも西風。低気圧モデル、乾燥コンベアベルト、温暖コンベアベルト、偏西風波動。高気圧ができる仕組み、シベリア高気圧、移動性高気圧、小笠原高気圧、チベット高気圧。梅雨、中国と日本の違い。新しい台風の科学。

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