「地球の中心で何が起こっているのか 地殻変動のダイナミズムと謎」巽好幸著(幻冬舎新書)を読む。岩石学者がプレートテクトニクスについて最近の知見をまとめたもので、非常に参考になった。具体的には以下の項目である。瀬戸内火山帯の形成の仕組み、沈み込む温かいプレートがとける。沈み込みとマントルの発生の仕組み、水の関与。フィリピン海プレートの歴史。伊豆小笠原島弧における大陸地殻の存在とその理由、島弧地殻の部分溶融による安山岩地殻の形成。マントル内でのコールドプルームとホットプルームの仕組み、教科書の図の元になっているのもが何なのか。
自身も授業でプレートテクトニクスを教えているが、発展の早い分野なので新しい知識をいれて行かないと陳腐化してしまう。
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