2019年8月15日木曜日

八幡平と八甲田山-東北旅行1-

 夏の東北旅行の場所を記録しておく。前半は岩手県から青森県にかけて訪ねた。
八幡平
 およそ100万年前に噴出したいくつかの火山でできていて、山頂が台地状になった成層火山だと考えられている。頂上部には9千~5千年前に発生した水蒸気爆発により多くの火口ができている。その火口に水がたまり、八幡沼やガマ沼、メガネ沼などの火口沼が形成された。アオモリトドマツやブナの原生林、針葉樹林帯が形成されている。
十和田湖
 十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖で最大深度327m、現在も活火山に指定されている。唯一の流出河川である奥入瀬川が太平洋に向けて流れ出ている。
奥入瀬渓流
 奥入瀬川の十和田湖東岸の子ノ口から北東に約14kmにわたる奥入瀬川の上流の渓流部分。いくつもの滝が点在し、渓流沿いには車道とともに遊歩道が整備されている。
八甲田山
 青森市の南側にそびえる、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。明治35年に青森の歩兵第五連隊が雪中行軍の演習中に記録的な寒波に由来する吹雪に遭遇し、そのほとんどが遭難した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)が発生したことで有名。1600mに満たない山地ではあるが、青森県を東西に二分し、それぞれの気候の特徴に大きな影響を与えている。夏季は太平洋から冷たく湿った北東からの季節風「やませ」が吹き込み、青森県の太平洋側は濃霧・冷害に見舞われる。対して八甲田山の西側は優良な稲作地帯である。冬季は日本海から湿った北西の季節風が吹き、津軽地方に雪をもたらす、一方、八甲田山の東側は晴天率が高く降雪も少ない。

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