2013年3月31日日曜日

函南原生林

 函南原生林を訪ねた。ここは箱根外輪山の一つ鞍掛山の南西斜面に広がる、標高460~680m約14.0haの原始の森で江戸時代から禁伐林として手厚く保護されて今に至っている。
 富士箱根ランド側入り口から入る。道はえぐられた部分もあり慎重に入口近くまで車を進める。入口から少し下ると周回コースになり元に戻るまで2時間ほどであった。アカガシ、ブナ等の数100年の年齢で根回りが10mを超える巨木も複数みられる。かつて日本一巨大なブナがあったが数年前に倒れたとのことである。下草は丈の高い笹で奥多摩の山のような印象で、八ヶ岳などでみられる苔がびっしりと引きつめられた原生林とは違っていた。多分湿度の違いのせいであろう。ここは駿河湾に出る狩野川の支流の来光川の源流部にあたるが、小さな流れがあり周囲は安山岩のれきがごろごろしていた。散策後、富士箱根ランドの展望レストランで昼食を食べたが視界はあまり良くなかったが富士山の裾野と駿河湾が確認できた。

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