2013年8月22日木曜日

「光合成とはなにか」

 「光合成とはなにか」園池公毅著を読む。
 光合成とはなにかを概説的にまとめた、理系の学部系生向けの教養書といったところ、決して一般向けの普及書ではない。内容は高校生物の教科書を理解していることを前提に、光合成にかかわる様々な事象について触れている。とくに分子生物学的に明らかになった水と二酸化炭素と光とから有機物と酸素ができる過程を詳述している。
 この本を選んだ時、生物進化の過程の中で光合成がいかに成立し、それが環境にどのように影響を与えたかを期待していたが、若干こちらの要求とは違っていた。もうし訳ないがわくわく感のない本である。

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