2016年8月13日土曜日

「政府は必ず嘘をつく 増補版」

 「政府は必ず嘘をつく 増補版」堤未果著(角川新書)を読む。今の世の中を直視する、暗くなるような本でもある。気になった部分をまとめておく。
 米ソの対立がなくなってからのアメリカの変化、富の分配が弱くなる、中間層の崩壊、民主、共和両党とも大企業からの献金が大きな財源になり大企業寄りに動くようなる。非正規社員、正規社員、公務員と次々に攻撃、破壊されていく、1%の持てるものと、99%の搾取される人々からなる社会、(大統領予備選挙のトランプ、サンダースの支持)、押しすすめられるグローバリゼーション。
 IMFによって社会構造が壊される国々、韓国の中間層の崩壊や南米の国々の疲弊、IMFはアメリカの利益を代弁する
 福島原発の事故があっても原子力発電を続けるのはなぜか、日米原子力協定という日本にウランと原発を買わせる仕組み、マスコミの原子力が安全の発言者(専門家)はすべて飼い犬、原発否定論がマスコミから排除される
 TPPとはなにか、国民皆保険維持の嘘、薬価のアメリカ企業による支配、企業の不利益を理由に相手政府を訴えるISDS訴訟でのアメリカは負けたことがない、成立していないのに法令改正を始めるアメリカ寄りの日本政府、国連人権理事会すらTPPに反対している。

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