2015年8月27日木曜日

隠岐の地形・地質

 一般ツアーで世界ジオパークに認定されている隠岐を訪ねる。隠岐の地形・地質についてまとめる。
 島根半島の北40~80kmに点在する日本海にある4つの有人の島を中心とする島々からなる。4つの島は島前(中ノ島、知夫里島、西ノ島)と島後で構成される。日本の大陸地殻の連続し氷期には陸続きになる。
 隠岐で一番古い岩石は2.5億年前の隠岐片麻岩で日本が大陸の東の縁にあったときの岩石である。次の時代の岩石としては中新世の日本海拡大の際の堆積物や化石が知られている。現在の位置に来てから鮮新世に火山活動が起こる。これによって隠岐の大地の大部分が作られることになる。またこの火山活動の際、アルカリ岩が噴出している。島前の3島はかつての巨大なカルデラと中央火口丘が水没し浸食を受けたものであるが現在でもその様子が展望台からは偲ばれる。
 ps.アルカリ岩とは通常よりK、Naが多い火成岩。ホットスポットなどにみられマントルの部分溶融した際にできるとされる。日本は非アルカリ岩が一般的で隠岐の火成岩は最もアルカリ成分の高い岩石がみられる。

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